佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

ふき味噌で「米鶴 純米吟醸三十四号」を飲む

2023/03/18

 そろそろ家の庭にフキノトウが出るころだと探してみるとひとつだけ見つかった。家の庭は他所より出るのがおそい。たったひとつっきりだが初物である。ふき味噌にして酒の肴にした。一般には味噌に甘みを足して油で炒めるのだが、今日はきざんだものを味噌と合わせ庖丁でたたくだけとした。そのほうがフキノトウの苦みと香りをストレートに感じられる。シンプルだが逆に贅沢というもの。酒は「米鶴 純米吟醸三十四号」。生酒なので燗にするとすこし発泡する。香しくフレッシュな酒だけに、燗よりも冷やのほうが合いそうである。しかしふき味噌には燗酒のほうがしっくりくる。フキノトウの苦みと酒の甘みがなかなかマッチしてうまい。