佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

大津『おゝ杉』の「うなしゃぶ」

2023/06/01

 今日の午後はびわ湖大津の『ピアザ淡海』で会議。夕方には解放された。台風の影響でこれから悪天候になりそうな気配であったが、せっかく大津まで足を運んだので大津駅ちかくに宿をとり居酒屋で酒を飲むことにした。目をつけていた三つばかりの居酒屋のどれにするか迷ったが、比較的ホテルに近い『おゝ杉』に決めた。

『おゝ杉』は太田和彦氏が著書『東海道居酒屋五十三次』(小学館文庫)で紹介した店。BSのテレビ番組で太田氏が訪問した店でもある。

 

 

 予約はしていなかったが、カウンターに席が空いており、「合鴨の陶板焼きとうなしゃぶコース」ならば出来るという。それで結構とカウンターの隅に腰掛けた。

 酒のメニューには滋賀県の地酒がずらりと並ぶ。蔵がすぐ近くにあるという平井酒造の「浅茅生(あさじを) 純米吟醸」を注文。お通しは「バイ貝」「鰻の肝」「桜えびとおじゃこ」。

 続いて「造り」。平目、間八、ホタテ貝柱、シマアジ、ヨコワ。酒に合う。

 メインのひとつ目は「合鴨の陶板焼き」。これまた酒との相性抜群。酒は「北島 純米吟醸」をやる。

 いよいよメインの「うなしゃぶ」。「うなしゃぶ」といってもしゃぶしゃぶ湯にさっとくぐらせて食べるのではなく、弱火でじんわり火を通し、ふんわり煮上がったところをやる。うなぎをこうして食べるのははじめてだが、やさしい甘みがありたいへんうまい。蒲焼きのように味が濃くなく、それこそ日本酒をあわせるとたまらない。

 酒は「初桜 初恋」ともう一本なんだか忘れたが飲んですっかり酔ってしまった。「うなしゃぶ」のあと雑炊とデザートがあったようだが、もうお腹がいっぱいと辞退してお勘定をお願いした。いやぁ、うまかった。