2025/06/30
今日は兵庫県から富山市まで車で走ってきた。午前9時頃、富山市に到着し、車を置いてロードバイクで神通川沿いに遡り八尾までのポタリングを楽しんだ。夕刻には、市内のホテルに投宿した。
旅の楽しみはいろいろあるが、その中で一番は夜の居酒屋である。私はホテルのレストランを利用することはない。行き先にもよるが、周辺に地元の人が行くような居酒屋や食堂があれば、食事付きの旅館ではなく、素泊まりでホテルに安く泊まり、夕食と朝食はそうした店で食べる。地のうまいものを食べることができ、うまい地酒が飲める。安くてうまいからと言って、間違っても大手の居酒屋チェーンには行かない。仕事をリタイアし、残り少ない人生だ。その日その日の食事は満足できるものにしたいのだ。
ということで、今夜は富山市内の居酒屋を訪ねる。目指したのは柳町にある『舞子』であったが、訪ねてみると閉まっていた。張り紙に「当店は本日”仕込み休み”の日です。お店の営業日や時間はHPやSNSにて細かく公表しております。Googleには正しい記載はありませんので、ご理解ください」とある。なるほど、私はそのGoogleで営業日と時間を確認して来たのだ。迂闊であった。しかし富山にはもう一泊する。明日また来ることにして、桜木町に向かった。桜木町には去年訪れた『昭政』があるし、いずれ訪れたいと思っていた『やつはし』もある。

桜木町の『昭政』も『やつはし』も営業していた。どうせならと入ったことのない『やつはし』に決めた。
暖簾をくぐり訪いを入れるとカウンターに1席空いていた。ほとんどが予約で埋まっていたようで、空きがあったのはラッキーだった。
いただいた肴は「刺身盛り合わせ」、「冷や奴」。酒は「勝駒」、「林」、「苗加屋」など。「地物魚専門料理」を謳うだけあって、さすがに刺身はうまかった。特に「サス」の昆布締めがうまい。「サス」とはカジキマグロのこと。富山地方ではそう呼ぶらしい。
〆は「雑魚汁セット」(雑魚汁、ごはん、漬物)。魚介類がふんだんに入った味噌仕立ての雑魚汁のうまいこと。漁師汁の風情か。
大満足で店を後にした。二軒目に行く必要はなし。ホテルに戻り爆睡した。




