佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『怪傑ムーンはご機嫌ななめ』( J・イヴァノヴィッチ:著、細美遙子:訳、扶桑社ミステリー)を読む

私のかわいいカップケーキ、ステファニー・プラム・シリーズ第7弾である。
原題は”Seven Up” 


いつものちょっと下品な抱腹絶倒ドタバタ劇が楽しめます。今回もステファニーの愛車がぶっ壊れます。(P255)これもお約束。読者の期待を絶対に裏切らないあたり、頭が下がります。

 

扶桑社HPから紹介文を引きます。


けちな犯罪を犯した老いぼれ、と高を括ったのが甘かった。納屋の変死体に始まる爺さん追跡劇は、あたしに不利な様相を呈したまま、時間だけが……虚しく過ぎていけばいいものの、そうは問屋が卸さない。夫に逃げられ泣き喚く姉に呆然とする家族の前で、あたしはモレリとの結婚を宣言してしまったのだ!


 

おいおい、ステファニーはついにモレリのものになってしまうのか?今回のシリーズではモレリとの親密度がグングン増している。たとえばP229を引くと・・・


 モレリは言った。「結婚するだけの価値がおまえにあるってことを証明してみせろ」
 あたしは方眉を上げた。「証明してみせるべきなのはあんたのほうじゃないの」
 モレリはあたしのジーンズのジッパーを下ろした。「カップケーキ、今夜が終わる前に、おまえはおれに結婚してくれとねだることになるぜ」


くそっ! モレリの奴、羨ましいぜ!!