佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

昼も鰯、夜も鰯

今日の昼は「キャベツとオイルサーディンのサンドウィッチ」 手軽に手をかけず、 その上、ビールとの相性抜群。 夕食はちょっと手間をかけてピラフを作りました。 たっぷりのオリーヴオイルでタマネギとニンニクをじっくり炒めたあと、米を投入。 米が炒まっ…

白磁の人

内外多忙にて寂しきことなく不自由の生活も修行と心得れば尊き恵。地上遠く離れて我が為に祈る者ありと思えば、励まされもし自重の念も起こる。夏に冬を慕い、冬に夏のみ思うは愚者なり。夏ありて夏を楽しみ、冬来たれば冬を味わう。この心を神は嘉(よみ)…

アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う

三百年前にオスマン帝国から直輸入したとおぼしき、内装に調和した深紅色の厚くて柔らかい絨毯、壁にずらりと並ぶ美しい絵画。古いものもあれば、最近、新聞のギャラリー案内欄で見かけた名前をサインした現代作家の作品もある。そして優美なマホガニー材の…

床屋さんへちょっと

「そのおっきな荷物はなぁに?」 父さんのポートレートだ。母さんはこの写真を見て私と同じく号泣するだろうか。いや、笑うだろうな。大爆笑するかも。そっちのほうが母さんらしい。「おじいちゃんの若い頃の写真」そしてこう付け加えた。「昔はかっこよかっ…

新解さんの謎

れんあい【恋愛】特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。 (『新明解国語辞典』(第四版)…

舟を編む

「おいしい!」 岸辺と宮本は声を合わせ、思わず焼酎をおかわりする。 香具矢は微笑んで言った。「料理の感想に、複雑な言葉は必要ありません。『おいしい』の一言や召しあがったときの表情だけで、私たち板前は報われたと感じるのです。でも、修行のために…

今日の昼餉

穴子丼をつくりました。 といっても穴子は調理済みの焼き穴子。 知人からの頂き物です。 ご飯を炊いて、穴子に酒をふってレンジでチン。 甘辛タレをかけただけ。 おいしかったです。焼き穴子、高かっただろうなー。

酒屋八兵衛 山廃純米酒 22BY

真夜中の一献。 「酒屋八兵衛 山廃純米 22BY」 ぐびっと口に含んだ時のきりっとした辛み、 そのあとに来る旨みと酸味のバランスを楽しんでおります。 アテは大根の皮と葉の浅漬け。 昨日の夕方、ちょちょいと漬けておいたものです。 ちびちびやりながら三…

謎解きはディナーのあとで

「失礼ながらお嬢様―――この程度の深層がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか」 (本書P33より) 『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉・著/小学館文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。令嬢刑事×毒舌執事コンビの…

奥播磨 純米 17BY

そろそろ寒くなってきて白菜がうまい季節。 今日の夕餉は白菜キムチ鍋にしました。 白菜キムチ鍋を飲む酒はそれに負けない酒でなくてはならない。 香りばかりが上品な淡麗な酒ではダメダメ。 「奥播磨 純米 17BY」をぬる燗でやりました。 デザートはマル…

美女と魔物のバッティングセンター

「みんなに幸せになってほしいんだよね」 幸美嬢は、よくこの台詞を呟いた。 一度、直球の質問をぶつけてみた。「でもあなたのしていることは、誰かを幸せにするために、他の誰かを陥れて不幸にしているのではないのですか」「自転車のサドル理論よ」雪美嬢…

篠山の山の芋

篠山古市に来ています。 こんな道具でひとつひとつ傷をつけないように掘ります。 800gはかたい。 ひょっとしたら1㎏?

光媒の花

「幸ってのはしかし、いい名前ですね」「・・・・・・そうでしょうか」 一度もそんなふうに思ったことはない。なんて自分に似合わないのだろうと、わたしはこの名前をずっと嫌っていたのだ。「いい名前ですとも」 少し大げさなくらい、牧川は深々とうなづく…

今里の焼きそば

今日の昼飯です。 麺が太くて美味しい。

花のあと

「どうだ、これで気が済んだか?」「はい」 と以登は言った・「江口孫四郎は好漢だが、二度と会うことはならん。そなたは、婿となる男が決まった身だ」「わかっておりまする。有難うございました」 と以登は言った。 そのときには以登にも、もうわかっていた…

蘇るスナイパー

「地獄へ行きやがれ」ラットは言った。「そうなるのはまちがいないが」ラットの耳に返事が届く。「行くのはおまえが先だ」 (本書上巻P403より) 『蘇るスナイパー 上・下』(スティーヴン・ハンター・著:公手成幸・訳/扶桑社ミステリー)を読みました。久…

幻の声

『幻の声』(宇江佐真理・著/文春文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。本業の髪結いの傍ら、町方同心のお手先をつとめる伊三次。芸者のお文に心を残しながら、今日も江戸の町を東奔西走…。伊三次とお文のしっとりとした交情、市井の人々…

10月の読書メーター

2012年10月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:2354ページナイス数:2961ナイス 先月はついに米澤穂信氏の<小市民>シリーズに手を出してしまった。米澤氏は多くの若者の支持を集めている売れっ子作家だ。私は若くないが面白いと思っている。…