佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新じゃが料理

このところ家の畑で採れた新じゃがを食べている。 掘ったのは十日ほどまえのことである。 こんなにたくさん採れました。 最近作ったものをいくつかアップしてみます。 小ぶりのジャガイモの煮っ転がしバター醤油風味。 小さなジャガイモを皮付きのままレンジ…

乙嫁語り(おとよめがたり) 1

『乙嫁語り 1巻』(著者:森薫/BEAM COMIX)を読みました。 読書メーターのサイトでとても評価が高いコミックです。表紙写真を視て下さい。素晴らしい画です。この民族衣装、素晴らしく緻密に描いてあります。そのうち読もうと思っていたところ、古本屋さん…

『ライオンハート』(恩田陸・著/新潮文庫)

「ポケットを」 少女はもう一度言った。 エドワードは少女のポケットを探る。白いハンカチーフが出てきた。 「ああ」 手に持たせてやると、少女は安心したような溜め息をついた。 「やっと、渡せるわ。ね。エリザベスから、エドワードへ」 全身が震えていた…

浅漬け名人

以前から気になっていたもの。 ついに買ってしまいました。 「浅漬け名人」 軽く塩をふって漬けるだけでよいとのこと。 私の好きな塩昆布と酒(生)も少し足してみました。 カンタン漬け物、美味いですね。

昨日の一献

夕方から忠助にて。 しおりんのパパさんが用意してくださった銘酒です。 J1は2009年物でした。 飲みすぎで、記憶も曖昧。

一昨日の一献

翌日の大切なイベントに備えて軽くビール。 姪が旅先から送ってくれました。 アテは肉じゃがコンニャク煮込み。 私奴の手料理です。

『ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~』(三上延・著/メディアワークス文庫)

「ただね、父もわたしも、状態の悪い方の『春と修羅』に愛着があったの。いかにもあの本を愛した人たちの手を経てきたようで・・・・古書としての価値には関係なく、わたしたちにとっては大切な一冊だった」 俺には共感できる言葉だった。以前栞子さんが言っ…

”エス コヤマ” のバウムクーヘン

一昨日の結婚式の引き出物です。 しっとり感が他のバウムクーヘンとは一線を画しています。 美味。 分厚い絵本のような箱。箱の中には実際に物語が書いてあります。 結婚式場は「北野ガーデン」 シャボン玉シャワーの中を新郎新婦が退場する演出。 新郎新婦…

芳水 純米吟醸

本日の一献は「芳水 純米吟醸」 徳島の酒です。 甘露甘露。 アテはポテトサラダ。

愚者のエンドロール Why didn't she ask EBA?

里志のモットーで俺が知っているのは二つ、一つは「ジョークは即興に限る、禍根を残せば嘘になる」だが、もう一つは「データベースは結論を出せない」だ。 (本書P154より) 『愚者のエンドロール Why didn't she ask EBA?』 (米澤穂信・著/角川文庫)を読…

炊きたて御飯

今日は神戸「北野ガーデン」で知人の結婚式に招待されています。 披露宴の料理はきっと洋風でしょう。 朝ご飯はパンではなく、和風にしました。 炊きたて御飯に納豆、豆腐、梅干し。 豆腐の味付けだけはイタリア風。 醤油でなくオリーブオイルに岩塩にしまし…

雪彦山 純米酒

本日の一献は「雪彦山 純米酒」。 近所の壺坂酒造の酒です。 今日は暑くないので久しぶりに燗をつけていただきました。 アテは、からすみ、万願寺とうがらし、大根おろし。

五貫裁き (立川談志)

なんだってんだ、こんちくしょう。八公は乞食じゃねぇんだ、ものもらいじゃねぇんだぞ。「やったらとはなんだ」 てめえらの頭はそうなってやがるからろくなことはねえんだ。確かに八公は法を曲げた、法を曲げたから大岡様から科料をくらった。しかたがねえ。…

東京物語 DVD

『東京物語』(DVD)を観ました。1953年、松竹配給の映画ですが、DVDはデジタル・リマスターによって修復されています。この映画を私は大好きです。親と子の関係、家族について考えさせられます。少し前に『おようと』を観た後だけになおさらです。それにして…

おとうと DVD

『おとうと』(DVD)を観ました。 今月の初めに『昭和の女優 今も愛される美神たち』(伊良子序・著/PHP研究所)を読み、そして今週は原作となった幸田文さんの小説を読んだのをきっかけに観たものです。 主演の岸恵子(姉・げん役)はともかくとして、川口…

おとうと

「云ったってしようがないことは云わないほうがりっぱだわ。」 (本書P188より) 『おとうと』(幸田文・著/新潮文庫)を読みました。 私が参加している月イチの読書合評会「四金会」の6月課題本です。 まずは裏表紙の紹介文を引きます。 高名な作家で、自…

氷菓

今年もまた文化祭がやってきた。 関谷先輩が去ってからもう、一年になる。 この一年で、先輩は英雄から伝説になった。文化祭は今年も五日間盛大に行われる。 しかし、伝説に沸く校舎の片隅で、私は思うのだ。例えば十年後、誰があの静かな闘士、優しい英雄の…

梅の宿 辛口純米 「辛」(しん)

2012/6/16 夕刻 本日の一献は「梅の宿 辛口純米 「辛」(しん)」です。 「梅の宿」は燗にして旨い酒として時々飲んでいますが、今日は冷やで。 「辛」(しん)の名に違わず辛口でスッキリした味。 今日のようなじめじめじっとりした天気の日にちょ…

ひめじ田宴アート 2012

2012/06/16 ひめじ田宴アート御田植え祭 今年も書寫山の麓、縦90m×横180mの田んぼにお城の画が描かれました。絵の具は稲。 早乙女による田植えです。 小さな子供達も初めての田植えです。裸足で泥の感触を楽しんでいました。 田植え以外に、里芋、サ…

『シアター! 2』(有川浩・著/メディアワークス文庫)

「ただねぇ」 母親が案ずるような声になった。 「私が言うのも何だけど、あの子の入れ込んでも報われるかどうか分からないわよ。芝居以外のことにはホントに無頓着だから」 「いいんです」 牧子は即答した。 「報われなくて諦めるならとっくの昔に諦めてます…

『月魚』(三浦しをん・著/角川文庫)

店にあるときの古本は静かに眠る。これらの本を書いた人間たちは、すでにほどんど全員死者の列に連なっている。ここに残されているのは、この世にはもう存在していない者たちの、ひっそりとした囁き声だ。かつて生があったときの、喜びや悲しみや思考や悩み…

みをつくし献立帖

『みをつくし献立帖』(高田郁・著/ハルキ文庫)を読みました。先月18日第一刷発行のできたてホヤホヤの本です。「みをつくし料理帖」シリーズ第7弾『夏天の虹―みをつくし料理帖』が上梓されたのが今年の3月15日のこと。その時、高田さんからまさかの「…

瀕死の双六問屋

それでは、失礼する。クルマをやたら洗うな。たま~に洗ってやる方がいい。洗うってことは傷つけてることでもあるんだぜ。君の大好きなTシャツのことを想い出してみろよ。きれいに洗うたびにヨレヨレになっていっちまった、あのTシャツだ。外見をきれいに…

顔をなくした男

おれは自殺を考えたことなど、絶対に、一度としてない。だが、最終的には殺されるということは、意識の深いところで受け入れている。おれを亡き者にしようと躍起になっているグループのどれかに殺されることになるのだろう、と。だが、それは馬鹿げているし…

片腕をなくした男

「プロパガンダの黄金律を忘れたのか」 チャーリーは間髪をいれずにいった。「十分な数の聴衆の前で十分な回数嘘をつけば、その嘘は真実になるんだよ」 (本書下巻P11より) 『片腕をなくした男 (上)(下)』(ブライアン・フリーマントル・著/新潮文庫)…

昭和の女優

映画は「光と影」の芸術だが、スター女優達の名作には、「昭和」の光と影がはっきりと映し出されている。闇が暗かったからこそ、光もまぶしかった。彼女らの作品を見直すと、「昭和」がそういう時代だったのがよく分かる。 (本書P244「おわりに」より) 『…

5月の読書メーター

5月の読書メーター http://book.akahoshitakuya.com/u/13276/matome?invite_id=13276 読んだ本の数:13冊読んだページ数:3943ページナイス数:1853ナイス5月は古書または古書店にまつわる本を中心に読んだ。本好きにとってこれほどうれしいことはない。そ…