佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

読書日記

『わたしたちに手を出すな』(ウィリアム・ボイル:著/鈴木美朋:訳/文春文庫)

2022/09/21 『わたしたちに手を出すな』(ウィリアム・ボイル:著/鈴木美朋:訳/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 作家・王谷晶さん(『ババヤガの夜』ほか)感嘆! まさにシスターフッドどまんなか。これこれ、こういうのが読みたかった!と…

『ママがやった』(井上荒野:著/文藝春秋)

2022/09/09 『ママがやった』(井上荒野:著/文藝春秋)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 或る家族の半世紀を描いた、愛をめぐる8つの物語。 小料理屋の女主人・百々子(79歳)と、若いころから女が切れない奇妙な魅力をもった夫・拓人(72歳)。半…

『羽州ぼろ鳶組 幕間 恋大蛇(こいおろち)』(今村翔吾:著/祥伝社文庫)

2022/09/08 『羽州ぼろ鳶組 幕間 恋大蛇(こいおろち)』(今村翔吾:著/祥伝社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 救えなかった命―猛火に包まれた幼子の悲鳴が聞こえる。炎への恐怖に萎む心と躰を麻痺させるため、今日も“蟒蛇”野条弾馬は、酒…

『ハリー・オーガスト、15回目の人生』(クレア・ノース:著/雨海弘美:訳)

2022/09/07 『ハリー・オーガスト、15回目の人生』(クレア・ノース:著/雨海弘美:訳)を読んだ。 久々の時空を超えることをテーマにしたSF。もともとそうした小説が好きであり、そのうえ友人から薦められたこともあってワクワクしながら読んだ。 まずは…

『河岸忘日抄』(堀江敏幸:著/新潮社)

2022/08/29 『河岸忘日抄』(堀江敏幸:著/新潮社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 セーヌと思しき河に浮かぶ船を仮寓とする「彼」。陽あたりのいいリビング。本とレコードが几帳面に並ぶ樫の木の棚。訪ねる者はといえば、郵便を届けにきて珈琲を…

『新しい国へ (美しい国へ 完全版)』(安倍晋三:著/文春新書)

2022/08/29 『新しい国へ (美しい国へ 完全版)』(安倍晋三:著/文春新書)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 日本を取り巻く環境は日増しに悪化している。長引く景気低迷、押し寄せる外交・安全保障の危機、さらには少子高齢社会の訪れによる社会…

『八本目の槍』(今村翔吾:著/新潮文庫)

2022/08/20 『八本目の槍』(今村翔吾:著/新潮文庫)を読んだ。学生時代からの友人の推し本である。 まずは出版社の紹介文を引く。 石田三成とは、何者だったのか。加藤清正、片桐且元、福島正則ら盟友「七本槍」だけが知る真の姿とは……。「戦を止める方策…

『教団X』(中村文則:著/集英社文庫)

2022/08/17 『教団X』(中村文則:著/集英社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。…

『きみはだれかのどうでもいい人』(伊藤朱里:著/小学館)

2022/08/08 『きみはだれかのどうでもいい人』(伊藤朱里:著/小学館)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 県税事務所に勤める、年齢も立場も異なる女性たち。見ている景色は同じようで、まったく違っている―そこにあるのは、絶望か、希望か。太宰治…

『私とは何か 「個人」から「分人」へ』(平野啓一郎:著/講談社現代新書)

2022/08/07 『私とは何か 「個人」から「文人」へ』(平野啓一郎:著/講談社現代新書)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 小説と格闘する中で生まれたまったく新しい人間観! 嫌いな自分を肯定するには? 自分らしさはどう生まれるのか? 他者と自分…

『ある男』(平野啓一郎:著/文春文庫)

2022/08/05 『ある男』(平野啓一郎:著/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 愛したはずの夫は、まったくの別人であった――。「マチネの終わりに」の平野啓一郎による、傑作長編。 弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男…

『後継者たち』(ウィリアム・ゴールディング:著/小川和夫:訳/中央公論社)

2022/08/01 『後継者たち』(ウィリアム・ゴールディング:著/小川和夫:訳/中央公論社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 春が来て、首長のマルに率いられたネアンデルタール人は浜辺から山間に移動してきた。平和で調和のある世界に住む仲間と一…

『雪とパイナップル』(鎌田實:著/唐仁原教久:画/集英社)

2022/07/23 『雪とパイナップル』(鎌田實:著/唐仁原教久:画/集英社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 心があたたかくなるノンフィクション絵本です。チェルノブイリの放射能汚染で白血病になった少年アンドレイと、日本からきた若い看護師ヤヨ…

『汚れつちまつた悲しみに・・・・・・ 中原中也詩集』(中原中也:著/佐々木幹郎:編/角川文庫)

2022/07/23 『汚れつちまつた悲しみに・・・・・・ 中原中也詩集』(中原中也:著/佐々木幹郎:編/角川文庫)を読んだ。 何年ぶりだろう、中也を読むのは。詩集を買った覚えはないのでたぶん中学生、あるいは高校生の頃だったろう。 まずは出版社の紹介文…

『レゾンデートル』(知念実希人:著/実業之日本社文庫)

2022/07/20 『レゾンデートル』(知念実希人:著/実業之日本社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。ある日、不良から暴行を受けた岬は、復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが…

『鎌田實の人生図書館』(鎌田實:著/マガジンハウス)

『鎌田實の人生図書館』(鎌田實:著/マガジンハウス)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 読書は人生における羅針盤の役割を果たしてくれた。今だからこそ読み返したい名作ぞろい。目次 第1章 “自分好み”を追い求めてきた(カマタ好みの「物語る」…

『夜明けのM』(林真理子:著/文春文庫)

2022/07/16 『夜明けのM』(林真理子:著/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 パリ、ネパール、マカオと世界中を飛び回り、ラグビーW杯を生観戦。イケメン政治家の結婚を斬り、ビットコインの300倍の値上がりを夢見る…だが今回のハイラ…

『あと十五秒で死ぬ』(榊林銘:著/東京創元社 ミステリフロンティア)

2022/07/09 『あと十五秒で死ぬ』(榊林銘:著/東京創元社 ミステリフロンティア)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 死神から与えられた余命十五秒をどう使えば、「私」は自分を撃った犯人を告発し、かつ反撃できるのか?被害者と犯人の一風変わっ…

『ザ・ロード』(コーマック・マッカーシー:著/黒原敏行:訳/ハヤカワepi文庫)

2022/07/04 『ザ・ロード』(コーマック・マッカーシー:著/黒原敏行:訳/ハヤカワepi文庫)を読んだ。先日読んだ椎名誠氏のエッセイで大絶賛のSFである。 まずは出版社の紹介文を引く。 空には暗雲がたれこめ、気温は下がりつづける。目前には、植物も…

『仮面病棟』(知念実希人:著/実業之日本社文庫)

2022/06/30 『仮面病棟』(知念実希人:著/実業之日本社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 怒濤のどんでん返し、一気読み注意!!強盗犯により密室と化す病院。息詰まる心理戦の幕が開く! 療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要…

『頭にくる虫のはなし ヒトの脳を冒す寄生虫がいる』(医学博士・西村謙一:著/技報堂出版)

2022/06/27 『頭にくる虫のはなし ヒトの脳を冒す寄生虫がいる』(医学博士・西村謙一:著/技報堂出版)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 人体寄生虫としては、皮膚、消化器、肺等の部位に寄生するものは比較的よく知られているが、脳、脊髄など中…

『鴨川食堂 しあわせ』(柏井壽:著/小学館おいしい小説文庫)

2022/06/24 『鴨川食堂 しあわせ』(柏井壽:著/小学館おいしい小説文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 「もう一度食べたい」を叶えてくれる食堂が、京都にはあるらしい―。料理雑誌の一行広告に導かれ、迷い人が訪れるのは、鴨川流・こいし親娘…

『虚けの舞』(伊藤潤:著/幻冬舎時代小説文庫)

2022/06/20 『虚けの舞』(伊藤潤:著/幻冬舎時代小説文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 天下人となった豊臣秀吉によって、すべてを奪われた織田信長の次男・信雄、関東の覇者を誇る家門を滅ぼされた北条氏規。二人は秀吉に臣従し、やがて朝鮮…

『ガス燈酒場によろしく』(椎名誠:著/文春文庫)

2022/06/17 『ガス燈酒場によろしく』(椎名誠:著/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 連載千回を突破!六十代も後半になったシーナだが、人生まだ何があるか分からない。ファッションモデルデビューを果たし、無縁と思われた痛風の恐怖に…

『少女は鳥籠で眠らない』(織守きょうや:著/講談社文庫)

2022/05/31 『少女は鳥籠で眠らない』(織守きょうや:著/講談社文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 15歳の少女に淫行をしたとして21歳の家庭教師が逮捕された。 家庭教師は示談条件である接近禁止を拒否し、起訴は免れない状況に。困惑する新…

『ももんがあ からっ風作戦』(椎名誠:著/文春文庫)

2022/05/21 『ももんがあ からっ風作戦』(椎名誠:著/文春文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 シーナが入った最悪の温泉は?世界で見たもっとも衝撃的なトイレは?全国の麺類徹底比較からイカの性交まで、20冊目になっても、役には立たない…

『もう一杯、飲む?』(角田光代ほか:著/新潮文庫)

2022/05/04 『もう一杯、飲む?』(角田光代ほか:著/新潮文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 ときに酒は、記憶を呼び覚ます装置になる。わたしを魅了するあの人は昼間から水玉のお猪口を手にしていた。僕はビールの苦さに重ねて父の呟きを反芻…

『非色』(有吉佐和子:著/河出文庫)

『非色』(有吉佐和子:著/河出文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 色に非ず―。終戦直後黒人兵と結婚し、幼い子を連れニューヨークに渡った笑子だが、待っていたのは貧民街ハアレムでの半地下生活だった。人種差別と偏見にあいながらも、「差別…

『犬神博士』(夢野久作:著/角川文庫)

『犬神博士』(夢野久作:著/角川文庫)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 おカッパ頭の少女のなりをした踊りの名手、大道芸人の美少年チイは、風俗壊乱踊りを踊ってワイセツ罪でつかまるが、超能力ぶりを発揮して当局者をケムにまく。つづいていか…

『日本の論点 Global Perspective  Strategic Thinking 2021~22』(大前研一:著/プレジデント社)

『日本の論点 Global Perspective Strategic Thinking 2021~22』(大前研一:著/プレジデント社)を読んだ。 まずは出版社の紹介文を引く。 コロナショックの影響は甚大。インバウンド→99.9%消失。航空業界→経営統合案が再浮上?鉄道業界→再編・一部…