佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは

『珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは』(岡崎琢磨・著/宝島社文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。実力派バリスタが集結する関西バリスタ大会に出場した珈琲店“タレーラン”の切間美星は、競技中に起きた異物混入事件に巻き…

銀の匙

『銀の匙』(中勘助・著/岩波文庫・緑51-1)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 なかなか開かなかった茶箪笥の抽匣(ひきだし)からみつけた銀の匙.伯母さんの無限の愛情に包まれて過ごした日々.少年時代の思い出を中勘助(1885-1965)が自…

杉錦 山廃純米 天保十三年

本日の一献は「杉錦・山廃純米 天保十三年」。山廃本来の酸味の強い酒。複雑な風味を強い酸がイヤミ無く引き立てています。燗でやるとさらにうまいだろうな。何よりも凄いのはコストパフォーマンス。一升2,180円です。これだけレベルの高い純米酒でこの値段…

ななつのこ

『ななつのこ』(加納朋子・著/創元推理文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 短大生の入江駒子は『ななつのこ』という本に出逢い、ファンレターを書こうと思い立つ。身辺を騒がせた〈スイカジュース事件〉をまじえて長い手紙を綴ったと…

変見自在 サンデルよ「正義」を教えよう

『変見自在 サンデルよ「正義」を教えよう』(髙山正之・著/新潮社)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。最近、巷で流行りの「正義」とやらは、悪いヤツほど振りかざし、非道国家ほど気取りたがるのが常―。相も変わらぬ朝日新聞のお粗末ぶりか…

背表紙は歌う

『背表紙は歌う』(大崎梢・著/創元推理文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 作り手と売り場、そのふたつを結ぶために。出版社の新人営業マン・井辻智紀は今日も注文書を小脇に抱え、書店から書店へと飛び回っている。しかし取次会社の…

災いの古書

『災いの古書』(ジョン・ダニング:著/横山啓明:訳/ハヤカワ文庫)を読みました。まずは出版社の紹介文を引きます。 古書店主クリフは、恋人エリンの頼みで蔵書家射殺事件の調査を開始した。被害者男性とエリンが交際していた過去があり、容疑者女性がエ…

平台がおまちかね

『平台がおまちかね』(大崎梢・著/創元推理文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 作り手と売り場を結ぶ糸をたくさん鞄に詰め込んで、出版社の新人営業、井辻智紀は今日も本のひしめくフロアへと向かう。―でも、自社本をたくさん売ってく…

かないくん

『かないくん』(谷川俊太郎・著/松本大洋・絵/東京糸井重里事務所)を読みました。 酒好きの月例会「朔の会」にY隊長が持ってこられたのを、酒をチビチビやりながら読ませて頂いたものです。谷川俊太郎さんの詩が絵本になっています。死んだらそれで終わ…

サクラ咲く

『サクラ咲く』(辻村深月・著/光文社文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを?やがて…

四月の読書メーター

四月は浅田次郎氏、百田尚樹氏、高田郁氏など、好きな作家の本を読んだので、量的にも多くの冊数を読んだ。そしてどうやら新たなお気に入り作家が出来そうな様子でもある。それは大崎梢氏である。まだ『平台がおまちかね』しか読んでおらず、シリーズ続編『…