2012-01-01から1年間の記事一覧
「あたくしを行かせたくないようね、フルーテ?」 フルーテは上級使用人にふさわしい綿の白手袋をびしっとはめた両手をしばし見下ろしてから答えた。「わたくしはミスター・タラボッティーとふたつの約束をいたしました。ひとつはあなたの身を守ることです。…
年末の一日、家でゆっくりしました。つれ合いは大阪に買い物に出かけたのでひとりで留守番でした。何人かお客様がお見えになり、いろいろな頂き物も。こちらがお世話になったのに、その方から物を頂くのも変な感じです。最も多く頂いたのはお酒。私の好みに…
鬼が居ないと食後のコーヒーもおいしい。
今日はひとりウチごはん。簡単スピード・メニュー、エタリとチーズのトーストをつくりました。エタリは長崎県の伝統食でカタクチイワシの塩辛です。アンチョビに似たものと言えばわかりやすいでしょうか。でもアンチョビよりワイルドだぜぇ~。頭も内臓も骨…
「私の夢は、いつまでもお父さんとお母さんとお姉ちゃんとわたしの四人で楽しく暮らすこと。そのためにも、しっかり勉強して、たくさんお金をかせげるような仕事につきたいです。あと、本を読むのが好きだから、ほんとうはちょっと小説を書いてみたい気もし…
馬路村セットが届きました。 私のお気に入りを選んだものです。 Good choice! でしょ?
本日の一献「帰山 与番 特別純米 帰山蔵低温熟成」甘口の酒ながら、酸味がきりっと味を締めています。低温でじっくり熟成させただけあって、すっきり感を失うことなく味がのっています。好んで毎年、呑んでいます。アテは「白菜とベーコンの煮物」「大根と金…
アフリカ・MALAWI の子どもからクリスマスカードが届きました。もう4~5年にもなります。毎年、この時季に送ってくれます。中にはトラックの画が描いてありました。正直なところ、下手な画でした。私に似て(?)画の才能はなさそうです。(笑)私からはバス…
本日の一献は「葵鶴 山田錦 しずく 純米 無濾過生原酒」先日参加した播磨酒文化ツーリズムのツアーで買い求めた酒。素直な甘さ、温かみを感じる酒でした。アテはマナガツオ。この時季、魚がうまいね。
山陽百貨店の地下にある魚屋に行きました。 今日のおすすめ。 少し迷いましたが、鰆と寒鯖を買いました。剣先イカもうまそうだったけど、そんなに食べられませんからね。 「きずし」を作りましたよ。 ますは強めの塩をして1時間。 続いて水で塩を洗い流し、…
お礼状、書き上がりました。夕食時に酒を飲んでしまったので、時間がかかってしまいました。使った切手の内、10枚は岩田健三郎さんの版画です。岩田さん曰く「地元の版画切手で、地元の郵便局の消印で届ける。郵便の”地産地消”です。一枚の切手から、ささ…
今日のテーマは低カロリー・メニュー。 冷や奴とほうれん草の白和え。赤大根と鶏ささみの酢の物。菊芋のスープ。 我ながらおいしくできました。
「失礼ですけど、あたくしを殺しにいらしたの、アンブローズ卿?」 アレクシアはエセルに手を伸ばしながら、じりじりと馬車の扉からあとずさった。・・・・・(中略)・・・・・ アンブローズ卿はそのとおりというように小さく首をかしげた。「気の毒だが、…
この季節だけの贅沢。開けるときは気をつけてね~ん!こんな風に用心には用心を重ねて開けます。因みに私は5分かけてゆっくり、ゆっくり開けました。かすかにシューっと炭酸ガスが抜ける音が5分続きましたよ。それぐらいの慎重さが必要なんですねぇ。「覆水…
日頃の練習の成果は?
『シャーリー』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。 前もってことわっておくが、私はメイドオタクではない。言い訳がましいが本当のことである。確かにいろいろな物事に耽溺するクセがあり、それをオタクと言われてもしようがない。いや、むしろそ…
『エマ ヴィクトリアンガイド』(森薫・村上リコ・著/エンターブレイン)を読みました。 2003年12月5日初版初刷発行とある。本編『エマ』の第3巻が発刊された日と同じだ。第10巻(完結)まで読んでこれを手にしたのだが、もっと前に読むべきだっ…
『エマ 10』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。 とうとう完結巻ですね。登場人物それぞれにお幸せにと祈りたくなる大団円。やっぱり物語は、特に恋愛ものはハッピーエンドでないとね。エレノア・キャンベルがいい人に巡り会えたことも、ほんと…
今日はつれ合いが忘年会。 一人で食事です。 献立はヨコワの刺身、風呂吹き大根にしました。 ドメスティックだぜぇ! お酒は『遊穂 山おろし純米 無濾過生原酒』(御祖酒造)です。 ぬる燗にするとたまりません。 御祖酒造の社長、素敵な女性です。 今頃はお…
「卓」にて ここの蕎麦が好きです。 蕎麦湯も好きです。 酒を飲みたいところだが、これから仕事もある。 辛抱、辛抱・・・ 今日のお仕事。 言っておくが、私は「先生」と呼ばれるほどバカではない。 ・・・・・つもりです。 かといって賢くもない。 中途半端…
『エマ 9』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。 (装画はメルダース夫妻。ドロテアとヴィルヘルム) なんといってもドロテアだな。うん、気の強いところがイイ。気が強いのにメロメロ。男っぽいところがあるのに、メチャメチャ女っぽい。色っぽい…
『エマ 8』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。前巻7で本編は終了。本編の周辺をスピンアウトさせた小編です。それだけに森氏のこだわりと想いが伝わってくる逸品ぞろいです。 (装画は若き日のケリーとダグ) <夢の水晶宮>エマの最初の雇い主…
5円玉や百円玉ではいかんの? わざわざ!マークで強調しているので、是非とも10円玉でということなのだろう。うーん……。
『エマ 7』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。 ついに本編終了。まだまだ二人の人生、これからも茨の道だろう。でも、この二人には試練を乗り越えた強い絆がある。そして、二人を見守ってくれる良き人たちがいる。こんなにもお互いを想う二人が…
『エマ 6』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。 そうくるかっ! 物語を紡ぐ者ってのは悪魔の心を持っている。登場人物に平気で試練を与えるのだ。人の恋路を邪魔するのだ。そんでもって、純真な乙女(エレノア)を泣かせてしまうのだ。この装画を…
『エマ 5』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。 なるほど、ウィリアムの父・リチャードと母・オーレリアにはそんな過去があったのか。ウィリアムとエマを取り巻く人々の思いと哲学が厚みを増して読者に迫ってくる。単なる貴族とメイドの悲恋にと…
『エマ 4』(森薫・著/エンターブレイン)を読みました。 うおぉぉっ! 読者に心の準備もさせないままの怒濤の力業展開!! 森薫氏、本当に女なのか? 恋愛ものの教科書どおりの展開なのに、まんまと森氏の術中にはまっているではないか、俺。俺はハーレク…
ハキム : 何のつもりだ?ウィリアム : 何のって・・・・・・、何が?ハキム : とぼけるなウィリアム : ・・・・・・ ・・・つまりさ クラス(階級)は絶対なんだろハキム : エマの事かウィリアム : ・・・・・・ハキム : そのエマももういないウィリ…
『エマ』第2巻を読みました。 もともと『エマ』に出会ったのは『乙嫁語り』を読んでのこと。『乙嫁語り』では結婚相手を親が決める19世紀後半のユーラシアの習慣が描かれていた。森さんはそれを非難がましくは扱っていない。本作でも同じく19世紀後半の英国…
とうとう読み始めてしまいました。 森薫さんのコミック『エマ』です。 以前に森さんの『乙嫁語り』を読んで以来、いつか読みたいと願っていたものです。 何と主人公はメイドです。 オジサンが読むものではありません。 しかし、評価は高いのです。決していや…