前もってことわっておくが、私はメイドオタクではない。言い訳がましいが本当のことである。
確かにいろいろな物事に耽溺するクセがあり、それをオタクと言われてもしようがない。いや、むしろそれを誇りに思う。しかし私は「いらっしゃいませ~ご主人さま~♪」などという挨拶で迎えてくれるというメイド喫茶なるところには行ったこともないし、行きたいとも思わない。ビジュアル的にもフリフリ・エプロンなどに萌えたこともない。
しかし、『エマ』、『シャーリー』には嵌ってしまった。森薫氏の世界に嵌ってしまったのだ。そのきっかけが『乙嫁語り』であったことは云うまでもない。そういって判らない人が有れば『乙嫁語り』を読んでみられるのがよろしい。必ずあなたも森薫氏の世界に浸ってしまうこと請け合いである。
『シャーリー』のことは知らなかったのだが、『エマ』全10巻+ヴィクトリアンガイドに併せて買った一冊。ヤフオクでの大人買いである。安く買ったのですが・・・。
森さんのメイド・フェチというかヴィクトリアンというか、とにかくこうした世界がお好きなのだなと。かく言う私も嫌いではありません。
ビクトリア朝の英国、階級制度に代表される古い時代から、産業革命を契機としためまぐるしい革新が相俟った独特の時代。スチーム・パンクな雰囲気もただようノスタルジックな世界観にしばし浸りました。
それはそうと『乙嫁語り』第5巻を予約注文しました。来年早々には読めそうです。
さて、そろそろアレクシア女史シリーズに戻るとしましょうか。シリーズ第4巻『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』、これも面白いです。