2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧
暖簾に名はない。 食堂のあるじは「名無しの食堂」を気取ったのである。ところが、十字路にうなる風に巻き込まれた客たちの誰もが、 〈つむじ風食堂〉 と、少し目を細めて、そう呼ぶようになった。 つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)作者:吉田 篤弘筑摩書房Amaz…
マッキーは、ジェニファーが整形する時、『ジェニファー・ロペスとキャメロン・ディアスのいいとこ取りで』と医者に言ったのを思い出した。常識が通じないんだったわ、あの子・・・・・・。 (本書168Pより)奈落のエレベーター (幻冬舎文庫)作者: 木下半太…
他人の非をあばくことは容易だが、あばいた後、村の中の人間関係は非を持つ人が悔悟するだけでは解決しきれない問題が含まれている。したがってそれをどう処理するかはなかなかむずかしいことで、女たちは女たち同士で解決の方法を講じたのである。そして年…
楽しい恋は女をうつけ者にし、重い恋は女に辛抱を教える。 淡い恋は感性を育て、拙い恋は自分も周囲も傷つける。 (本書P221より) 花散らしの雨 みをつくし料理帖作者: 高田郁出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2009/10/15メディア: 文庫購入: 9人 ク…
佐伯はMDプレーヤーのイヤホンを耳に当てて、スイッチを押した。 MDに落としたアート・ブレーキーだ。"モーニン"。 笑う警官 (ハルキ文庫)作者: 佐々木譲出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 39回この商品…
「《誰にでも夢を見る資格がある》 そんな言葉は嘘や。 《諦めなければ夢は叶う》 これも嘘や。どう足掻いてもな、アカンのはアカンのじゃ! その言葉通りやったら、世の中スーパースターだらけになってしまうやんけ! カスみたいな人生を送っている奴らがア…
「自信なんてのは、勝手に湧き出てくるもんだろうが。いいか? 物事を始める前に、"できる"と考える奴と"できない"と考える奴の間には、とんでもねえ差があるんだよ。いい女を見たら必ず"やれる"と思え、そうすりゃ、向こうから勝手に股を開いてくれるぜ」 …
「何、怒ってるねん。オカマのヒステリーなんか見たくないぞ」 「わかってないわね。オカマの成分は、六割が水分。三割がヒステリーよ」 「残りの一割は?」 「ジョージ・クルーニーを想う気持ちよ」 (本書P117より) 『悪夢のエレベーター』 (木下半太:…
不実な美女か 貞淑な醜女(ブス)か 外交官が yes と言ったら、それは maybe の意味である。外交官が maybe と言ったら、それは no の意味である。外交官が no と言ったら、その人はすでに外交官としては失格である。 女性が no と言ったら、それは maybe の…
待子は「水は砂漠で飲んだ方が美味い」なる発想の転換を、一種の防衛本能により思考の基本において生き延びた。苦しいからこそ助かった時に生まれる小さな幸せを、脳内で最大限に増幅させる術を彼女はいつの間にか身に付けていた。自分にはマイナスをゼロに…
食卓の情景 (新潮文庫)作者: 池波正太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1980/04/29メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 42回この商品を含むブログ (66件) を見る『食卓の情景』(池波正太郎:著/新潮文庫)を読みました。 新潮社HPの紹介文を引きます。 鮨を…
「長距離選手に対する、一番の褒め言葉がなにかわかるか」 「速い、ですか?」 「いいや。『強い』だよ」 風が強く吹いている (三浦しをん:著/新潮文庫)を読み終えました。三浦しをんさんの本は3月に『まほろ駅前多田便利軒』を読んで以来、2冊目です…