佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『時の娘』(ジャック・フィニイ,ロバート・F・ヤング,他:著/創元SF文庫)

恋愛には障害がつきものだ。たとえば距離。長距離恋愛が往々にして破局を迎えるのは、思った以上に障害が大きいからだろう。 しかし、愛が深ければ、距離という障害は克服できる。ならば、障害が時間だったら? (本書P10より引用) 『時の娘』(ジャック・…

多可能 ふたたび

静岡に泊まってます。 明日の日程の都合でこちらに前乗りで来たのですが、 静岡に泊まることにしたのは、やはりこの居酒屋に来たかったからです。 やっぱり間違いがありません。 酒はたいした銘柄をおいていません。 でも、地元の酒飲みに愛されています。 …

静岡「多可能」なう

やっぱ最高の居酒屋やー(笑)

『へうげもの 二服』(山田芳裕・作/講談社文庫)

『へうげもの 二服』(山田芳裕・作/講談社文庫)を読みました。 へうげもの 二服 (講談社文庫) 作者:山田 芳裕 発売日: 2011/04/15 メディア: 文庫 本能寺の変、秀吉陰謀説ですか。いや実行犯説として描いています。なかなか思いきっています。斬新です。し…

『世流に逆らう』(対談:佐伯快勝 アレックス・カー/北星社)

『世流に逆らう』(対談:佐伯快勝 アレックス・カー/北星社)を読みました。 私の知人の千田草介氏がふたりの対談を原稿に起こされたそうです。 対談 世流に逆らう―佐伯快勝×アレックス・カー 作者:快勝, 佐伯,カー,アレックス メディア: 単行本 佐伯快勝氏…

『へうげもの 一服』(山田芳裕・作/講談社文庫)

古田左介(織部) : 俺に甲斐性あれば こんな苦労はかけまいに・・・・・・ 左介の妻・おせん : 苦労より・・・・・ 勝っていますよ こんな乱世でも子はすくすくと 私はこのようにぴんぴんと 左介殿はひょうひょうとしているおかしさのほうが・・・・・・ …

A型の女

昼食後に、重大な決断が待っていた―――オフィスで読書するか、居間にのこって読書するか、についての。 これは、自分にどの程度のわがままを許すかという問題でもあった。 (本書P7・書き出しより) 『A型の女』(マイクル・Z・リューイン:著/ハヤカワ…

薬味はゴーヤ、にんにく、エキストラ・バージン・オイルをがーーっとしたもの

今日も暑いですね。 昼ご飯は冷たい麺にしました。 ひやむぎともちむぎ麺をミックスしました。 ゆで時間が違うので、別々に茹でて冷水で冷やしました。 つけ汁に入れる薬味はちょっと変わったものにしてみました。 ゴーヤ、にんにく、エキストラ・バージン・…

下鴨神社納涼古本まつり

下鴨神社納涼古本まつりがある。糺の森(ただすのもり)での古本市である。私の敬愛する森見登美彦氏の名著『夜は短し歩けよ乙女』での名場面がこの古本市であった。主人公が黒髪の乙女に会いたい一心でこの市に出かける。黒髪の乙女は昔手放した絵本「ラ・…

鴨川デルタなう

昨夜は「かどさん」と呼ばれました

昨夜は木屋町三条「めなみ」で呑みました。 まずはビール小瓶(サッポロ黒ラベルでした。うれしい) つきだしは湯葉 鯛の昆布じめ 冬瓜と白ずいきの冷あんかけ 酒は金沢「福正宗」の冷や かわいい焼き方が目の前にいます。若い女性です。 彼女に焼いていただ…

京都サンボアなう

天地明察

『天地明察』(冲方丁・著/角川文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 (上巻)徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ…

「新解さん」手に入れました

古本ですが、送料込みで569円也 ももたろうさんご推奨の第4版です。 はじめて引いた言葉は「言い出しっぺ」

この夏初の・・・

気がつけば、この夏初のうなぎでした。 知人からうなぎの蒲焼きをいただいたので、 やわらか~く蒸して、鰻丼にしました。 実際にどうかは知りませんが、稚魚が捕れなくなって値段が高騰していると聞いて、 なんとなく食べなくなりました。 おいしいものはい…

ミネストローネ

今日の夕餉はミネストローネを作りました。 ニンジン、タマネギ、にんにく、茄子をオリーヴオイルで炒め、トマトとジャガイモを加えたらスープをひたひたに入れてコトコト煮込む。塩コショウで味を調整して出来上がり。 簡単でおいしい。体も喜ぶ夏野菜のス…

『仏果を得ず』(三浦しをん:著/双葉文庫)

「ミラちゃん。ミラちゃんの一番大事なものってなんや?」 健は聞いた。唐突な質問にミラちゃんは目をぱちくりさせた。 「なんやろなあ。一番て選べへんわ。お母さんも健せんせも友だちも義太夫も大事やから」 「俺は選べる」 と健は言った。「真智さん、俺…

ふたりの距離の概算

「これ、誰が持ってきたんだ」「あたしです」 と大日向が小さく手を挙げる。「なんですか、あたしのポテトチップスじゃ食べられませんか」 どうしてそんなことを言い出したものやら。「黒い猫でも白い猫でも、菓子をくれるのはいい猫だ」 大日向はきょとんと…

7月の読書メーター

7月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:2478ページナイス数:2993ナイス 七月の読書生活は幸せなものであった。森薫さんの画に酔い、ユーラシアの心に酔った。ロバート・ネイサンのロマンチックな物語に酔った。そして何よりも人の死なない日常…

九マイルは遠すぎる

「それもあるが、距離から引き出せる推論はもう一つある。それは九マイルというのは正確な数字を表しているということだ」「さあ、それはどういうことかな?」 例の教師が生徒を叱るような表情がニッキイの顔に浮かんだ。「かりに十マイル歩いたとか、車で百…