佐々陽太朗の日記

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直島-豊島 わしらはアートな探検隊 2012/5/11-12 No.04 地中美術館

地中美術館」です。

 

 

チケットを買ってから美術館入り口までのエントランスまではモネの「睡蓮」をモチーフにした「地中の庭」を楽しめる。まるでモネの画を現実のものにしたような趣だ。

 

 

 

 

エントランスを入ると撮影禁止。こちらは安藤忠雄氏の設計による建物もアートということで建物も撮影が禁止されている。展示されている作品は次のとおり

  • クロード・モネ
    「睡蓮の池」ほか計5点の睡蓮シリーズ。モネの最晩年の作品とのこと。美術館の方のお話によるとモネは晩年、白内障を患っていたこともあって視力が極度に落ちたらしい。そのため、この頃に描かれた画は抽象に近づいており、池を照らす光、水の揺らぎなどが感覚的に表現されている。
    モネが展示されている部屋は床は白っぽい大理石のモザイク、壁は白の砂漆喰。天上から差し込む自然光のみで鑑賞するところがミソ。
  • ウォルター・デ・マリア
    「タイム/タイムレス/ノー・タイム」と題された部屋は、階段状のスペースの真ん中に直径2.2mの球体の石が配され、周りの壁に金色の木柱が配置されている。天上から差し込む自然光によって部屋の雰囲気は刻々と変わる。天候によって、時間帯によって見え方が違うらしい。
  • ジェームズ・タレル
    「アフラム、ペール・ブルー」は光があたかも立体であるかのように見える作品。様々な角度から眺めると楽しい。「オープン・フィールド」は白い部屋から青い壁に見えるスペースに進んでいく。青い壁を突き抜けて部屋にはいるとあら不思議。ふり返って更に不思議。どうやら人は同じ光を見ても頭の中でいろいろと処理しているらしい。「オープン・スカイ」は部屋に入って天上を振り仰ぐと四角く切り取られた空が見え、自然光が刻々と変化していく様を楽しめる。
  • 安藤忠雄
    初めて訪れたものには美術館がまるで迷路のように感じられ、安藤氏お得意のコンクリート壁の質感、暗い通路に差し込む自然光、歩みを進めるたびにざまざまな造形美を楽しめる。

建物内には地中カフェがあり、カフェから瀬戸内のさざ波、島々、降り注ぐ光が楽しめる。

カフェから外に出ることが出来たので、景色を写真に撮ることができた。