本村エリアでは「家プロジェクト」を鑑賞できる。
高原城趾へつづく階段から望む本村。
「家プロジェクト」は古い家屋を改修してアーティストが作品化したもの。
アーティストの個性がひかる空間です。
1000円のチケットで六つの家を鑑賞できます。
「護王神社」以外は写真が撮れませんでした。
1.角屋
暗い部屋の中に赤青黄と色とりどりのデジタルな数字がうかんでは消えている。
2.南寺
真っ暗な空間に入って暫し経つと目の前にぼうっと薄い光の壁が見えてくる。
光の量は入ったときと変わらないらしい。
瞳孔が暗闇に慣れて見えてくるのか。不思議な体験。
3.護王神社
ガラスの階段が印象的。
4.石橋
座敷の戸に描かれた墨画が見事。描かれているのは直島の岸壁と海。
年月が経てば、色合いがだんだん変わってくるという。
別室にある「ザ・フォールズ」という滝の画が圧巻。
千住博氏作。
5.碁会所
畳の間に散らばった花が風雅。
6.はいしゃ
名のとおり、もとは歯医者さんだったのだろう。
玄関を入るとすぐ診察券を出す窓がある。
いろいろな廃材を身に纏って生まれ変わっている。
家の中に女神が……
「碁会所」のとなりには、もうひとつ「きんざ」という家プロジェクトがあったが、ここは完全予約制。しかも鑑賞は一回一人ずつ、一回あたり十五分の鑑賞時間ということでみることが出来なかった。
直島町役場。役場の建物もなかなかのものです。
「碁会所」の向かいにある「茶寮 おおみやけ」で暫し休憩しました。
店内はボズ・スキャッグスやフリートウッド・マックなど’70年代のポップスが流れる落ち着いた空間。