佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

勝手に来やがれ

男って靴みたいなものだ。ほかのにくらべて自分にしっくりと合うものがある。せっかくショッピングに出かけても気に入るものに出会えないこともよくある。だが、つきがあれば、その次の週に完璧と思えるものがふたつ見つかることもある。でもその両方を手に入れる余裕はない。目下のあたしは、ちょうどそういう状況にある…… 靴ではなく、男の方で。そして今朝、事態はいっそう悪化していた。

勝手に来やがれ (集英社文庫)

勝手に来やがれ (集英社文庫)

『勝手に来やがれ』(ジャネット・イヴァノヴィッチ/著・細美遙子/訳・集英社文庫)を読みました。

原題は『PLUM LOVIN'』。

シリーズ累計4500万部超のスーパーヒロイン「ステファニー・プラム」シリーズです。

本編には題名に通し番号をふっていますが、本書にはそれがない。すなわち番外特別編ということです。

クリスマスの特別編に登場した”ディーゼル”が再登場。

http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=115574

そして今回はバレンタイン・デーにあわせたストーリー。

そう、恋する人も恋してみたい人もみんなバレンタイン・デーをハッピーに過ごしたいと願っている。

今回はステファニーがそんな願いを叶えるキューピッド役を果たすという甘くハート・ウォーミングなお話。

楽しめます。

裏表紙の紹介文を引きます。

奇人変人や怪事件を引きつけてしまう、あたしはステファニー・プラム。今度は超能力を持つ男ディーゼルが、あたしの前に現れた。ヤツが追う男と、あたしが探している保釈逃亡者が関係していると知って、あたしも仕方なくディーゼルに協力することに。何の因果か「縁結び業」をするうちに、とんでもない事件に巻き込まれた!?米国では本編をしのぐ勢いの、爆笑ミステリーシリーズ番外編。

これで本編12巻、番外編2編を読んだことになる。翻訳された「ステファニー・プラム」シリーズは全て読んでいるはずだ。

情報によるとアメリカで出版され邦訳されていないものがあと5冊あるらしい。

  • 『LEAN MEAN THIRTEEN』(本編第13巻)
  • 『FEARLESS FOURTEEN』(本編第14巻)
  • 『FINGER LICKIN' FIFTEEN』(本編第15巻)
  • 『PLUM LUCKY』(番外編第3巻)
  • 『PLUM SPOOKY』(番外編第4巻)

集英社さんには早く出版をお願いします。ヨロシク。