佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

3月の読書メーター

3月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4150ページ

今月は有川浩さんにはまりっぱなし。宝塚を自転車で走ってもみた。

今後、図書館シリーズを読み続ける。

イヴァノヴィッチ氏のステファニーシリーズやハンター氏のスワガーシリーズも読めた。

幸せです。

 


マークスの山(下) 講談社文庫マークスの山(下) 講談社文庫
再読だけになんとか読めたが・・・。理解は深まったものの新たな疑問も発生。困った小説です。でも、3回目の再読はない。私ももう歳ですから・・・
読了日:03月28日 著者:高村 薫


マークスの山(上) 講談社文庫マークスの山(上) 講談社文庫
5年ぶりの再読です。再読でも理解するのが大変です。上巻終わり頃になってやっとテンポが出てきます。高村さんの文章は精神力が充実していないと読めん。(^^;)
読了日:03月28日 著者:高村 薫


阪急電車阪急電車
物語のはじまりは「電車の中での恋のはじまり」。おぉ、流石は有川浩さん、たっぷり心を温めてもらおうと思った矢先に、次の場面では結婚を目前にして婚約相手に別の女と結婚すると言われた不幸な女が登場。しかも、その相手は友達だったというきつい話。どうなるんだこれは? 名も知らない行きずりの人からのひとこと。袖振り合うも多生の縁。それぞれの縁が人生を紡いでいく。ほのぼのしあわせな気分になれるエッセイ風小説でした。
読了日:03月23日 著者:有川 浩


図書館内乱図書館内乱
図書に良書と悪書の区別があるのか? あるとすればその判断基準とは何か? あるいは誰が判断できるのか? 公序良俗とは? 表現の自由とは? 人々の知る権利とは? 読者は様々なことを問いかけられながら読み進めることになる。しかし、物語自体は深刻なものではない。流れる空気はあくまでもコメディータッチ。それもベタ甘のラブコメ。笠原郁・一等図書士と堂上篤・二等図書正のやきもきさせる関係。イジイジ度最高潮にして、一気に新たな展開を見せそうな予感を感じさせたところでシリーズ第3弾『図書館危機』につづく。
読了日:03月21日 著者:有川 浩


ストロベリーナイト (光文社文庫)ストロベリーナイト (光文社文庫)
こいつは面白い。麻薬、暴力、虐待、退廃、絶望、孤独、禁忌、盛夏、記憶、快感、不快、弱者、犠牲、強制、狂気、再生、組織、階級、抜擢、競争、懐疑、尊敬、思慕、連帯、反発、包容、救済、矜持、あらゆる要素が絡まり合い緊迫したストーリーが展開される。ちょっとグロな表現があるものの、物語の性質上やむを得まい。警視庁捜査一課殺人犯捜査係主任警部補姫川玲子シリーズ、次作『ソウルケイジ』にも注目。今後目が離せない。
読了日:03月20日 著者:誉田 哲也


黄昏の狙撃手 (下) (扶桑社ミステリー)黄昏の狙撃手 (下) (扶桑社ミステリー)
『極大射程』や『ブラックライト』ほどの緊迫感と高揚感は無いものの、それなりに楽しめました。ミステリとしての仕掛けはそこそこ良い線をいっています。しかし、ガンファイトにおいてはボブが強すぎるのか、相手が迫力に欠けるのかハラハラ感が若干不足。総合して5点満点の4点といったところ。4点は甘いというご意見もありそうですが、わたしはハンター・ファン。それ以下の点をつける気はありません。(笑)
読了日:03月18日 著者:スティーヴン・ハンター


黄昏の狙撃手 (上) (扶桑社ミステリー)黄昏の狙撃手 (上) (扶桑社ミステリー)
読了日:03月18日 著者:スティーヴン・ハンター

 

 

 


あたしはメトロガール (ソフトバンク文庫)あたしはメトロガール (ソフトバンク文庫)
ジャネット・イヴァノヴィッチといえばステファニー・プラム・シリーズですが、魅力的なヒロイン「アレグザンドラ・バーナビー」の登場です。主人公のキャラクター、物語の面白さともにステファニー・プラム・シリーズに軍配があがるものの、さらにパワーアップして人気シリーズになる可能性ありとみました。
読了日:03月14日 著者:ジャネット・イヴァノヴィッチ


聖なる夜に君は (角川文庫)聖なる夜に君は (角川文庫)
人それぞれに好みはあると思いますが、私のお気に入りは蓮見圭一氏。不倫や離婚よりも、やっぱり温かい愛が良いです。思い起こせば以前読んだ『水曜の朝、午前三時』も素晴らしかった。
読了日:03月13日 著者:大崎 善生,盛田 隆二,島本 理生,蓮見 圭一,奥田 英朗,角田 光代


図書館戦争図書館戦争
SF的要素あり、恋愛小説的要素もありの極上エンターテイメントです。恋愛小説的要素というより「ラブコメ」と云った方がしっくりくるかもしれません。小説に高尚さ、深さ、芸術性を求める方には読むことを薦めません。しかし、この本が低俗かと言えばさにあらず。浅いかと言えばこれまた否。登場人物の心根は高潔で、作者の書籍に対する愛は深いと観ました。要するに有川氏はストレートなのですね。単純でわかりきったことを小難しく書くような小賢しいまねをしない潔さがあります。そうした潔さとは裏腹に小説中の恋愛はすごくイジイジ。
読了日:03月07日 著者:有川 浩


妖異金瓶梅―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)妖異金瓶梅―昭和ミステリ秘宝 (扶桑社文庫)
全篇を通じてエロティシズムが漂い、潘金蓮という稀代の淫婦の性(さが)が描かれている。それにしてもこの潘金蓮という女、男にすればなんとも怖ろしい魔性の女でありながら強烈に心を惹かれてしまう魅惑の女である。潘金蓮を目の当たりにし触れてしまったが最後、男はその虜になってしまうだろう。それが間違ったことであり、いけないことだと判っていても、男は否応なしに潘金蓮の蟻地獄に身を落としてしまうのだ。気の小さい私としては潘金蓮のような女に出会うことがないように唯々祈るのみである。しかし、一度だけほんのちょっと会ってみたい
読了日:03月07日 著者:山田 風太郎


勝手に来やがれ (集英社文庫)勝手に来やがれ (集英社文庫)
本編には題名に通し番号をふっていますが、本書にはそれがない。すなわち番外特別編ということです。クリスマスの特別編に登場した”ディーゼル”が再登場。そして今回はバレンタイン・デーにあわせたストーリー。そう、恋する人も恋してみたい人もみんなバレンタイン・デーをハッピーに過ごしたいと願っている。今回はステファニーがそんな願いを叶えるキューピッド役を果たすという甘くハート・ウォーミングなお話。楽しめます。
読了日:03月03日 著者:ジャネット イヴァノヴィッチ

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