佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『いちばんやさしいRPAの教本 人気講師が教える現場のための業務自動化ノウハウ 』(進藤圭・著/インプレス)

『いちばんやさしいRPAの教本 人気講師が教える現場のための業務自動化ノウハウ 』(進藤圭・著/インプレス)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、働き方改革や生産性向上を後押しするツールとして、いま大きな注目を集めています。本書では、エンジニアや情報システム部門でない人でも理解できるように、製品の選定から導入計画の立て方、運用方法まで現場目線にこだわってていねいに解説しています。


本書はこんな人におすすめです。
・RPAの全体像を知りたい
・自社にRPAを適用できるのか知りたい
・とりあえずRPAを試してみたい
・効果測定の考え方を知りたい
・RPAのメリットもデメリットも知りたい
・導入時のプレゼン資料を作りたい
・成功談だけでなく失敗談も知りたい

 

 

 

 私にはEXCELACCESSのマクロ程度の知識しかない。世の流れについて行くために読んだ。要約すれば次のようなことかな。

 RPAとは、デジタル労働者を雇うようなもの。ただし、その労働者は自分で気を利かすような臨機の判断が出来ないので、あらかじめすべてを細大漏らさず指示してやる必要がある。そのように融通は利かないが、指示さえ的確であれば、正確さとスピード、勤勉さにおいて極めて優秀な働き手となる。何でもしてくれるわけではない。どんな業務に向いているか、あるいは不向きかを見極めることがポイント。「RPA」導入に必要なことは「業務の洗い出し」「見える化」「標準化(誰がやっても出来る)」→つまりは業務の効率化そのものである。

『東京會舘とわたし』(辻村深月・著/文春文庫)

東京會舘とわたし』(辻村深月・著/文春文庫)を読みました。「上・旧館」と「下・新館」の二冊組みです。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

 大正十一年、社交の殿堂として丸の内に創業。東京會舘は訪れる客や従業員に寄り添いつつ、その人の数だけ物語を紡いできた。記憶に残る戦前のクラシック演奏会、戦中の結婚披露宴、戦後に誕生したオリジナルカクテル、クッキングスクールの開校―。震災や空襲、GHQの接収など荒波を経て、激動の昭和を見続けた建物の物語。

 井上靖三島由紀夫らの小説でも描かれ、コーちゃんこと越路吹雪は多忙ながら東京會舘でのショーには永く出演した。七〇年代はじめに改装。平成では東日本大震災の夜、帰宅できない人々を受け入れ、その翌年には万感の思いで直木賞の受賞会見に臨む作家がいた。そして新元号の年、三代目の新本館が竣工する。 

 

 

東京會舘とわたし 上 旧館 (文春文庫)

東京會舘とわたし 上 旧館 (文春文庫)

 
東京會舘とわたし 下 新館 (文春文庫)

東京會舘とわたし 下 新館 (文春文庫)

 

 

 大正から令和まで、東京會舘の時間はゆっくりと今日も歴史を刻む。それはそこに働く人たち、訪れた人たち一人ひとりの思い出の積み重なりだ。會舘に縁のあった人たちのエピソードがささやかな伝説として語られる。その人たちに対する深い敬意とともに。いかなる時代、状況下にあっても、真心はある。それは明日をあきらめず信じる人だけが持てる心かもしれない。

 読者はまるでタイムスリップして東京會舘に足を踏み入れたかのような錯覚に陥る。章を重ねるごとに會舘への愛着が増し感動が深まっていく。上巻では「灯火管制の下で」と「しあわせな味の記憶」が特に良い。上巻で少しずつ高まっていた感情が下巻でピークに達し涙腺が決壊した。「金環のお祝い」で一度、「煉瓦の壁を背に」でさらにもう一度。

 第四章「グッドモーニング・フィズ」は大東亜戦争終戦間近のバーを舞台にしている。「ブル・ショット」というカクテルを初めて知った。ウォッカコンソメスープを混ぜたこのカクテルは夏は冷たく、冬は温かいまま飲むそうだ。飲んでみたい。もちろん章の題名に使われた「モーニング・フィズ」も。今は「會舘フィズ」と呼ばれているそうな。ジン、フレッシュレモンジュース、シュガーシロップ、ミルクをすばやくシェークするカクテル。昼前の時間にこいつをやりながらクラブハウスサンドをがぶりとやるのも良いかもしれない。ううっ、想像するだけでたまらん。

 第五章「しあわせな味の記憶」に登場した菓子「ガトー」「ガトーアナナ」「プティフール」「パピヨン」どれも食べてみたい。とりあえず東京會舘のオンラインショップで「プティフール」を買ってしまった。

 

料理屋 月光

2019/10/07夜

 神戸で某政治家のパーティーに参加。立食パーティーで酒も出たが、行列に並んで食べものをとってビールをがぶ飲みっていうのもなんだかはしたない。ご本人とご来賓のご挨拶をひととおり聴いた時点でもう1時間半近く経っていたので、途中で失礼した。

 ホテルから1㎞ほどのところに以前から目を付けていた店「月光」があるので行ってみた。

 大将と女性の店員さん、二人でこぢんまりやっている店。カウンターであまり気取らずゆっくり飲める。肴は「つきだし」「鰹の造り」「豆腐と無花果の揚げ出し」、酒は「若戎 真秀 生酛純米吟醸生」(三重)と「開華 開夏 純米吟醸酒」(栃木)をやりました。

 

ラグビー観戦はやはりビールや!

今日はラグビーワールドカップ日本代表の予選3戦目。

19:30までにビールのアテを準備。

ビールを呑みながら日本を応援。

「肉団子の生ピーマン詰め」

ひよこ豆とトマトのキーマカレー」 

ホットなチリ味がたまらん。

肉団子を生ピーマンに詰めて食うとうまい。ビールのアテに最高!