Nothing changes on New Year\'s Day
新年だというのに 変化の兆は何も見えない
イスラエル軍が先月27日から始めたパレスチナ自治区ガザへの空爆が今も引き続いている。六日連続だ。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901010018.html
全ては1947年、パレスチナにおいて、人口にして3分の1、土地所有にしてわずか7%に過ぎないユダヤ人に、パレスチナの土地の56.5%を割譲するという国連決議181号パレスチナ分割決議に端を発している。いや、すでに旧約聖書の時代から「約束の地」をめぐる問題は内在していたとみるべきか。
戦争は終わらない。ボノが歌う”Nothing changes on New Year\'s Day”の言葉はあまりにも絶望的だ。
『New Year\'s Day』はU2が1983年にリリースしたアルバム「WAR」に収められている。当時、戒厳令下にあって、ポーランド政府に身柄を拘束された独立自主管理労働組合「連帯」のワレサ議長をモチーフにしているとも言われる曲である。
そういえば当時はまだベルリンの壁があった時代だ。
無くなるなんて想いもしなかった壁も1989年には無くなった。
”Nothing changes on New Year\'s Day”というように、
世界のどこかで紛争は後を絶たないが、
それでも少しずつ世界は変わっているのかもしれない。
世界の全ての人々に救いがありますように。
この曲を「You Tube」で聴くには、
http://jp.youtube.com/
で U2 New Year\'s Day と入力して検索してみて下さい。