師走という誰もが走り回り、誰もが目尻がつり上がっているこの時期、
世間の空気も読めず、本を読みふける私に対する家族の冷たい視線をかわすためには「なにかウマイものを食わせる必要があるな」と浅知恵をはたらかせ夕食を作りました。
知人からいただいた見事なレンコンがありました。
煮物やきんぴら風に調理してもおいしい食材ですが、今日のように冷え込んだ日には「れんこんまんじゅう」がよろしい。
立派なレンコンです。
レンコンの皮を剥き、レンコンの1/4程度の量の長いもといっしょにミキサーにかけます。
ミキサーでどろどろになったタネを布巾で軽く搾ります。
(搾った汁は、できあがりにかける餡のとろみに使います)
蛸を適量、粗みじん(たこ焼きに入れる蛸のように)にして和えてまんじゅう状にします。
ちょっと大きめにすると揚げたときに外がカリッとして中がほくほくしていいと思います。
れんこんまんじゅうが大きいので低温の油でじっくりと揚げます。
外がカリッときつね色になるように揚げましょう。
揚げあがったまんじゅうに、和風だしに葛とレンコンの絞り汁でとろみをつけた餡をかけてできあがり。
もう一つすりおろしレンコンが残ったので、お焼きも作りました。
すりおろしレンコンに刻みネギ、小エビ、塩胡椒をいれハンバーグ状にまとめ油をひいたフライパンで焼きます。
できあがりはこちら。
蛸と長芋の余りで酢の物も作りました。
蛸酢は酒のアテにたいへんよろしい。
酒は最近のお気に入り、浪花正宗「なにわ 純米吟醸原酒 しぼりたて」です。