「何、怒ってるねん。オカマのヒステリーなんか見たくないぞ」
「わかってないわね。オカマの成分は、六割が水分。三割がヒステリーよ」
「残りの一割は?」
「ジョージ・クルーニーを想う気持ちよ」 (本書P117より)
『悪夢のエレベーター』 (木下半太:著/幻冬舎文庫)を読み終えました。たしか、以前にPさんが面白いと仰った「悪夢の・・・」シリーズ第1弾です。この小説は映画化され10月から各地で上映されていた。兵庫県ではシネ・リーブル神戸で上映されていたようだが観ていない。映画は観ていないが、原作は読んでおきたい。なぜなら「僕は映画は見てないんだけど、原作は読んだよ。フフッ」などとちょっと偉そうに言えるから。そう、私はちょっと見栄っ張りなのだ。
- 作者: 木下半太
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/10
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読んだ感想ですが、面白いです。読みやすく、会話がウィットに富んでおり、飽きさせない展開、意外性。読み出したら停まらないジェットコースター・ミステリーです。(いやいやエレベーターだろ!とツッコミが入りそうですが・・・)読み出したら停まらないというのは大げさに言っているのではありません。読み終えてすぐ第二弾『悪夢の観覧車』を手に取り、半分ほど読みました。
- 作者: 木下半太
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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今夜は眠れません。
裏表紙の紹介文を引きます。
後頭部の強烈な痛みで目を覚ますと、緊急停止したエレベーターに、ヤクザ、オカマ、自殺願望の女と閉じ込められていた。浮気相手の部屋から出てきたばかりなのに大ピンチ!?しかも、三人には犯罪歴があることまで発覚。精神的に追い詰められた密室で、ついに事件が起こる。意外な黒幕は誰だ?笑いと恐怖に満ちた傑作コメディサスペンス。
やめられない、とまらない、とにかく楽しい本です。