佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『ビブリア古書堂の事件手帳 ~扉子と不思議な客人たち~』(三上延・著/メディアワークス文庫)

『ビブリア古書堂の事件手帳 ~扉子と不思議な客人たち~』(三上延・著/メディアワークス文庫)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

驚異のミリオンセラー『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ最新刊

ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった--。
女店主は少女へ、静かに語り聞かせる。一冊の古書から紐解かれる不思議な客人たちの話を。古い本に詰まっている、絆と秘密の物語を。
人から人へと受け継がれる本の記憶。その扉が今再び開かれる。

 

 

 やはり出ました。番外編というか、あるいはスピンオフというか、そうしたものが出ました。そういうケジメの無いことをするのだろうなと思っておりました。作者もシリーズ第七巻(完結編)を出したときにそう言っていたのですから当然です。ケジメなどいりません。どんどん書いていただきたい。番外編やスピンオフなどという一過性の言い方をやめて、正々堂々と続編と言っていただきたい。このシリーズを読んで困ることが一つある。読みたい本が増えるのだ。古書で『雪の断章』(佐々木丸美)と『王様の背中』(内田百閒)を買ってしまった。本好きにとってこのシリーズは甘党にケーキのような存在です。