佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2012-03-11から1日間の記事一覧

ばっけ味噌

有川浩さんの『植物図鑑』を読んでいます。 ベタ甘の恋愛小説ですが、主人公(さやか)と玄関先で拾った男(いつき)が野山や川に出かけ野草を採って料理をします。人呼んで「道草恋愛小説」。 犬猫じゃぁあるまいし、玄関先で男が拾えるのか? と疑問に思わ…

都と京 (みやことみやこ)

標準語であったら「いない」→「いらっしゃらない」程度の変化しかタメグチと敬語の変化は無いのに対して、「いーひん」→「いはらへん」→「いてはらへん」→「いやはらへん」→「いやはらしまへん」と、まるで出世魚のように、丁寧度が増すにつれて、敬語がどん…

『ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常~』(三上延・著/メディアワークス文庫)

すべての本はなにかしらの過去を背負っている。持ち主に大事に読まれ、愛された本もあれば、仕舞いこまれたまま忘れられていた本もあるだろう。 人の手に渡った古い本には中身だけでなく、本そのものにも物語があるという。この店に置かれている本も、いずれ…