佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

ぶたぶた

 

『ぶたぶた』(矢崎在美:著/徳間文庫)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


街なかをピンク色をしたぶたのぬいぐるみが歩き、喋り、食事をしている。おまけに仕事は優秀。彼の名前は、山崎ぶたぶた。そう、彼は生きているのです。ある時は家政夫、またある時はフランス料理の料理人、そしてタクシーの運転手の時も。そんな彼と触れ合ったことで、戸惑いながらも、変化する人たちの姿を描く、ハート・ウォーミング・ノベル。大人気「ぶたぶた」シリーズの原点、登場。


 

 

 

 

 心がささくれ立ってきたらこの本を読むと良い。なんだか誰にでも優しくなれそうな気がする。そう、ここに描かれた世界はひたすら優しい。家出という家族を拒絶する行為ですら「家出のしきたり」に従えば家族への思いやりを宿すから不思議だ。

 気に入りました。シリーズを全て読もうと思います。

『ぶたぶた』 徳間デュアル文庫 2001/4/30('98/9月、廣済堂出版より刊行)
『ぶたぶたの休日』 徳間デュアル文庫 2001/5/31
『刑事ぶたぶた』 徳間デュアル文庫 2001/6/30('00/2月、廣済堂出版より刊行)
『ぶたぶた日記』 光文社文庫2004/8
『ぶたぶたの食卓』 光文社文庫 2005/7/12
『ぶたぶたのいる場所』 光文社文庫2006/7/12
『夏の日のぶたぶた』 徳間デュアル文庫2006/8/9
『クリスマスのぶたぶた』 徳間デュアル文庫2006/12('01/12月、徳間書店より刊行)
『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』 光文社文庫 2007/12/6
『訪問者ぶたぶた』 光文社文庫2008/12/9
『再びのぶたぶた』 光文社文庫2009/12/8
『キッチンぶたぶた』 光文社文庫2010/12/9
『ぶたぶたさん』 光文社文庫2011/8/10