もう冬も終わり。
去りゆく冬を惜しみながら「鰤カツ」を作ってみました。
鰤の切り身の真ん中に切り身を入れ、そこに味噌と葱とニンニクを細かくたたいた薬味をはさみ、カツにします。カリッとした衣の中は脂ののった鰤の身。サクッと噛むとニンニクと葱の香りが鼻腔をくすぐり、味噌の発酵した芳醇な塩味が鰤に優しい味を添えます。冬ならではの味です。
もう一品は、「葱と鮪のぬた」。酢味噌は八丁味噌に蜂蜜で甘みを加え、黒酢で酸味をつけました。和辛子でパンチを持たせています。
酒は何にしようかと迷ったのですが、年末のいただきもの、静岡・花の舞酒造「花の舞・純米大吟醸」(杜氏:土田一仁氏)にしました。大吟醸は久しぶりです。やはり吟醸香が華やか、「花の舞」の名前がぴったりの味でした。