5月22日
今日の夕餉
今日は酒を仕入れに行きつけの「ひらい」さんへ。
仕入れた酒は「五橋」と「帰山」。
酒を仕入れたら、美味しいアテもと山陽百貨店の地下の魚屋さんへ。
ここは結構イイものを置いている。
目板ガレイが美味しそうだったので買おうかと思ったのだが、わたしの目はその横にある魚に釘付け。
長崎産の「アカムツ」。俗に言う「ノドクロ」である。
この魚は高いのでしばし「ん～～～」と悩んだのだが、やはり食べたい。
飲み屋で注文するのに比べれば安いものと変な理屈をつけ買っちゃいました。
家に帰り料理開始。
まずは今日の酒『五橋 トラタン村山田錦全量純米』です。
山口県は岩国市の銘酒です。派手さはないが、柔らかな口当たり、すっきりキレる良い酒です。
コップに注いでからしばらく待って、常温に近づけるとさらに旨さの引き立つ酒でもあります。
『五橋』は過去何度も飲んでいるが、このラベルは初めて。限定酒なのかもしれない。
「ノドクロ」は塩焼きにしました。やはり脂がのって美味しい。
旨味ののった脂を酒で流す。この酒との相性も良い。
次に「梅土佐豆腐」
先日読んだ『想い雲 みをつくし料理帖』に出ていた一品です。
木綿豆腐の上に重しを載せ水気を少なくしたものを四つ切りにして、
豆腐の腹に切り込みを入れそこに梅肉を詰めます。
それに小麦粉をつけ、卵白をくぐらせた後、かつおぶしをまぶして油で揚げたものです。
梅の酸味があっさりとして美味しい。
包丁を入れると中はこんな風になっています。
ご飯は畑で採れたそら豆の豆ご飯。
新生姜を甘酢に漬けてうっすらピンク色になったものを一緒に混ぜ込みました。
椀は「ふっくら鱧の葛叩き」
これも『想い雲 みをつくし料理帖』ででてきた料理です。
葛の買い置きがなかったので片栗粉で代用しました。
我ながら旬を感じる良い献立になりました。
