2021/05/05
『乙嫁語り ⑬』(森薫:著/ハルタコミックス)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。
ライラ&レイリのおもてなし! 『乙嫁』帰路編、13巻はアラル海の漁村! 中央アジアを舞台に、さまざまな結婚模様を描く『乙嫁語り』。スミスの旅は、アラル海周辺の漁村へ。そこは双子の褐色乙嫁、ライラとレイリが暮らす村! 新婚ほやほやの双子によるおもてなしの宴が始まる!
シリーズを読み続け、新刊を心待ちにしてきた『乙嫁語り』も13巻を迎える。第1巻が上梓されたのは2009年のこと。私がこのシリーズの評判を聞き、それを読んだのは2012年6月のことだったから、読み始めてからかれこれ9年になる。
さて今巻はタラスさんを伴ったスミスさんの旅。最終的にはカルルクとアミルに会いたいと中央アジアを東へ進み、アラル海周辺の漁村まで来た。そこで新婚ほやほやのライラとレイリと再会する。二人は息災にというか、溌剌として暮らしている。よかった、よかった。
ただ、時は19世紀後半。中央アジアにはロシア南下政策の暗雲が垂れ込める。スミスさん一行もアラル海から先に進もうとして、とある村でロシア軍らしきものから襲撃を受ける。カルルクとアミルはどうしているだろうか、無事でいるだろうかと憂慮する。次巻がまちどおしい。