佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

尾道ラーメン「つたふじ」

 今日、明日と社員のバス旅行。今回の旅の目的は、一、尾道ラーメンを食す。二、道後温泉で酒池肉林の大宴会を催す。三、呉「大和ミュージアム」と「てつのくじら館」を見学する。
 バス旅行でいいのは、車中で酒を飲みながら移動できるところである。まずは「ヱビスビール」。続いて目的地・広島に敬意を示して「酔心」。次は丹波の美酒「小鼓」。まだまだ続いて「東一」、これは同僚オススメの酒で佐賀県産だ。それぞれに個性のあるいい酒だ。
 陶然としたころ、尾道に着いた。「文学の小道」を歩き、千光寺から瀬戸内海を望む。坂のある街はいいもんだ。
 坂を下り終え、いよいよ「尾道ラーメン」をと店を物色する。「朱華園」にするか「つたふじ」にするか?悩むところだが、「つたふじ」の大衆的な店構えに惹かれこちらに決めた。中華そば(並450円、大550円)とある。エライ! この値段はエライ! 全国的に有名になっても「尾道ラーメン」は価格は昔ながらのもの。地元の人の食べ物だ。スープには細かい背脂ミンチが浮いており、脂っこいかと思ったがさにあらず。醤油味のスープはいりこなど和風だしの味が効いているようで、案外あっさりといただけた。表面の油がラーメンの熱さを保っている。Goodであった。敢えて注文をつけるならば大将に愛想がない。
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 お腹が一杯になったところで、バスは一路「道後温泉」へ。温泉旅館でのお約束通りの大宴会。無礼講で杯を重ね、お姉さんに勧められるまま地元の酒をぐいぐい飲んだ。酒は「梅錦」だったか。みずみずしい味であった。
 かなり酔っぱらってしまったのだが、松山には良いバーがある。タクシーをとばし、二番町「露口」へ。
ここは太田和彦氏が「ニッポン居酒屋放浪記」に紹介したバーだ。
心地よい酔いに陶然となり桃源郷へ。私の記憶も彼方に消え去り・・・・・。松山は良い街だ。