太田和彦氏の『超・居酒屋入門』(新潮文庫)を読んでいます。
なるほどと腑に落ちること、我が意を得たりと膝を打つこと、居酒屋に関する氏の思いが溢れています。
氏、曰わく
男たるもの、一人で居酒屋に入れるようにならなければいけない。家から平然と「ちょっと酒飲んでくる」と出て行けなければいけない。そして居酒屋といえども、身ぎれいに、紳士の矜持を持って振る舞えなければいけない。
男はたとえ一人で服を買いに行けなくても、たとえ一人でうまくネクタイが結べなくても、一人で居酒屋に入れなければならない。居酒屋のカウンター席に座って、迷うことなくピシッと酒と肴を注文出来なければならない。カウンター席に腰掛け、手酌で酒をやりながら文庫本を読んでいる白髪の紳士。そんな人に私はなりたい。
♪本日の一曲♪
1976年の大ヒット
Eric Carmen - All By Myself
All By Myself 一人で・・・