なむなむ!
あけおめ! ことよろ!
昨年も多くの人に出会い、いろんなことをやりましたなあ。
自転車であちこち行きました。
銀の馬車道サイクリング、丹後半島一周、富士五湖めぐり富士山一周、尾道・しまなみ海道、etc....・・・
読んだ本、雑誌を除いて105冊。
木下半太氏の「悪夢の・・・」シリーズ楽しませてもらいました。
ジャネット・イヴァノヴィッチ女史のステファニー・プラム・シリーズ、家族愛に心温まりました。
佐伯泰英氏の「酔いどれ小藤次留書」シリーズ。一途さがカッコイイ!
時代物では坂岡真氏、山本一力氏、高田郁女史もよかった。
2010年もこの二人の本を読み込むことになりそうです。
とりわけ、森見氏の「夜は短し歩けよ乙女」は昨年読んだ小説の中で最も楽しめた本です。
そして私は主人公の彼女に恋してしまいました。
彼女は天然です。いや天真爛漫といった方が適切でしょう。
いやそれでも足りない。純真無垢、無邪気、可憐という称号も付け加えさせていただきましょう。
私は彼女の罪のない無邪気の前にただただひれ伏すのみです。
彼女は「おともだちパンチ」という奥の手を持つ。
お友達パンチの拳は親指を他の4本の指でくるみこむように握る。
親指をひっそりと内に隠して、固く握ろうにも握れない。そのそっとひそませる親指こそが「愛」なのです。
私は去年の暮れにこの本を読むまでは、竹原慎二の「ボコボコじゃけえの」的鉄拳のシンパでした。
しかし、彼女の愛に満ちた「おともだちパンチ」の存在を知るに至り、すっかり宗旨替えをしたのです。
いまでは「固く握った拳には愛がないけれども、おともだちパンチには愛がある。おともだちパンチこそが暴力の連鎖を未然に防ぎ、世界に美しい調和をもたらす」という彼女の信念を、私もまた固く信じるのであります。
そしてそんな彼女のつぶやく「なむなむ!」こそが、この世知辛い世の中に「愛」と「平和」をもたらす真言であると固く信ずるのであります。
今年一年が、トモダチの皆様にとって、そして私のブロクを読んで下さった皆様にとって良い年でありますように、心を込めて愛の真言を唱えさせていただきます。
願わくは皆様に神のご加護を・・・
なむなむ!