佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

京都市美術館、国立近代美術館、上七軒の北野をどり

2016/04/03 京都にて

10時頃京都に到着。まずは左京区岡崎界隈を散策。

京都市美術館で『マルモッタン・モネ美術館所蔵:モネ展「印象、日の出」から「睡蓮」まで』を鑑賞。モネは「日傘をさす女」が大好きです。中でもワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵のものが光に包まれなんともいえない幸福感に満ちていて一等好きです。しかし今回はマルモッタン美術館所蔵の展覧会なので「日傘をさす女」の展示はない。代わりに「睡蓮」「日本の橋」「バラの小道」などジヴェルニーにあるモネの庭の絵が充実していました。特に晩年の作品の中には鮮やかな赤や黄を勢いよく塗り重ね激しいタッチで庭を抽象的に描いたものがあり、白内障の影響で視力が極端に衰えたモネが、老いてなお前衛であったのだなぁと感慨深かった。

京都はちょうど桜が見頃、一雨来る前に観る僥倖に恵まれました。

桜を愛でながら散策をしていると、路地に一軒の寿司屋がひっそりとしたたたずまいであったので、ここ「三条白川 初音」で昼食を取ることにしました。

「4月の寿司」1000円と「サバしそ巻き」650円。

昼ご飯の後は国立近代美術館3階で企画展『オーダーメイド:それぞれの展覧会』を鑑賞。正直なところ感性の鈍い私には「どうせあんたには判りはしないだろう」とアーティストからいわれているような気分。むしろ私には4階のコレクション展のほうが良かった。特に初めて出会った染色家・小合友之助の作品が良かった。

夕方からは上七軒に移動。「北野をどり」を鑑賞。その後、上七軒のお茶屋『市』がプロデュースしていらっしゃる『割烹 文楽』で美味しいもんをいただきました。舞台で見た舞妓さん、芸妓さんが部屋に来てくれて間近でお酌をしてもらいながら、あれこれ話をさせていただくという貴重な体験どした。千社札を七枚ゲット。財布に入れておけば「お金が舞い込(舞妓)む、お金がもっと舞い込む(芸妓=元舞妓)」らしい。ラッキー! 二次会はお向かいにあるバー『三くま』にて。

ラッキーといえば帰りのタクシーは四つ葉のタクシーでした。これはもうええこといっぱいありそうな・・・・