佐々陽太朗の日記

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『操の護り 御広敷用人 大奥記録(七)』(上田秀人・著/光文社時代小説文庫)

『操の護り 御広敷用人 大奥記録(七)』(上田秀人・著/光文社時代小説文庫)を読みました。

まずは出版社の紹介文を引きます。

広敷用人として将軍吉宗の寵姫・竹姫を担当する水城聡四郎は、竹姫を襲い怪我を負い養生していた女忍の袖に突然、襲われる。一方、これまで大奥の主となってきた天英院の企てた茶会の罠を将軍吉宗の助けで乗り切った竹姫に、新たな罠が仕掛けられた。それに対して、竹姫を護るために聡四郎が打った「秘策」とは―。ますます好調のシリーズ、手に汗握る第七弾。 

 

操の護り: 御広敷用人 大奥記録(七) (光文社時代小説文庫)

操の護り: 御広敷用人 大奥記録(七) (光文社時代小説文庫)

 

 

天英院のバカさ加減と竹姫の聡明さが際だった今巻。それにしても竹姫は吉宗の継室にならなかったはず。ということはさすがの吉宗も天英院の邪魔立てに屈したということか。そのあたりのいきさつを上田秀人氏がどう描くのか続きが楽しみだ。もう一つ、美人くノ一の袖が女の幸せを手に入れることができるのかどうか、それも気になりつつ第八巻『柳眉の角』に読み進む。