藤井荘に宿泊して明けた朝、まずは朝風呂。旅館内の大浴場に入りました。浴槽は檜の湯船でした。湯船につかると眼前にはわずかに雪の残る渓谷が見えます。浴場から外(谷側)に出ると露天風呂もあります。早春とはいえ凜と冷えた空気の中、熱い湯につかる爽快感は格別です。
宿内の温泉で充分満足したのではあるが、宿の近くにある「大湯」にもぜひ入ってみたい、入らねばならぬと、草履を履いて外に出た。大湯は朝6時から開いており、藤井荘宿泊者は無料で入ることが出来る。
館内の写真はNGなので、YouTubeで見つけた動画にリンクしておきます。(私が撮影したものではありません)
昨日入った「滝の湯」もそうでしたが、お湯は大変熱い。大きい湯船が「あつ湯」、小さいのは「ぬる湯」。あつ湯にしばらく入っていると我慢できなくなりますので、ぬる湯に入って躰を冷ます。そしてまたあつ湯に入るといった塩梅です。昨夜飲んだ酒がすっかり抜けてすっきりさっぱりした気分で大湯を出ました。
大湯から藤井荘に戻ると朝食の準備が整っていた。
部屋に戻る途中、オーディオ・ルームにはクラシックの調べ。やわらかく良い音です。すばらしい。
藤井荘に出来ればもう一泊したいところだが、そうそう仕事を休んでもいられない。後ろ髪を引かれる思いで宿を出る。女将から名物の「温泉饅頭」をいただいた。前日に予約しなければ買えないもので、うっかり注文し忘れていたのだが、それを察して下さったようだ。ありがたいことです。持ち帰った翌日にご近所さんにも食べていただいたのだが「おいしい!」と絶賛の嵐であったことを申し添えておきます。
高山村から須坂市方面に下る途中、はるか西に見える山(おそらく飯縄山・高妻山)の景色が素晴らしかった。