佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

扉温泉「明神館」での心地よい眠り、そして朝風呂、朝食(旅学人ツアー3日目)

2019/07/28

 

 旅学人ツアー二泊目は扉温泉「明神館」。おいしい料理と御酒をいただいたあとは布団に倒れ込んで朝までぐっすり眠った。この布団は本当に気持ちよかった。いくらふかふかの柔らかいベッドであっても、ホテルや旅館に泊まったときに家ほどぐっすり眠れない私である。それがどうだ。本当にぐっすり気持ちよく眠れ、寝覚めもよい。

 頭も体も目覚めているが、さらに覚醒させるため風呂に入ることにした。明神館といえばやはり湯である。HPによると

その昔、このあたり一帯は、神さまたちが湯治に訪れる場所だったとも言われています。
天の岩戸をかついだ天手力男命(アマノタヂカラオノミコト)もここを訪れ、
ゆったりとした気分になって岩戸を忘れていった、それが入山辺の扉岩だとも伝えられています。
神さまも入っていたかもしれない湯につかり、扉のパワーをお持ち帰りください。

 

 明神館には三つの湯がある。立ち湯「雪月花」、露天風呂付き大浴場「白龍」、
寝湯「空山」である。

 まは寝湯「空山」に入ってみた。枕木に頭をのせて、寝た姿勢で入ると朝のすがすがしい空と山を眺めることができる。

 まだ朝も早く、一人貸し切り状態なので本当にリラックスできた。

 次は昨日の夕方にも入った立ち湯「雪月花」。立った姿勢で胸元までつかることのできるので「立ち湯」と命名されている。昨日は数人の先客があった。しかし今日はこの湯を独り占めすることができた。未だ人が入っていないので水面が波立っていない。外の景色がそのまま湯に映り込んでいる。緑が本当に美しい。湯に入り一番先端まで行くとわさび沢の渓谷側が開放され、外と内を遮るものがない。夜の間に台風による嵐もすっかり通り過ぎ、青空まで覗いている。清澄な空気をそのまま体中に感じながら、目の前に広がる空、木々、渓流につつまれ一体になった気分を味わえる。たまたまであるが一人で独占できるとは思わぬ行幸に恵まれたものだ。これ以上ない贅沢。

 最後は大浴場「白龍」。ここも外の景色を楽しみながら入浴できる。朝から三つも湯を楽しんで、少々のぼせてきたが、ありがたいことにアイスキャンデーが用意してあった。甘酸っぱい氷菓を楽しんだ後は「えんめい茶」で口をすすぐ。本当に寿命が延びそうだ。

 三つの名湯を楽しんだ後は朝食。ほんとうにお腹がすいている。朝食は焼き椎茸、だし巻き卵、ざる豆腐など本当に体に良さそうなものばかり。おかずをすべて平らげただけでなく、ご飯を三膳おかわりした。味噌汁だって所望すればおかわりしてくれる。窓に美しい緑を目にしながら、純和風の朝食をいただく贅沢。体が喜んでいるのがわかる。