『乙嫁語り <9>』(森薫・著/BEAM COMIX)を読みました。
まずは出版社の紹介文を引きます。
アミルの友人パリヤの恋模様を描く、好評コミカル第5シーズン! 布支度は進まないし、友達も少なく、自分の気持ちは上手に伝えられない。八方ふさがりのパリヤだが、お遣いの案内役をウマルが申し出たことにより物語は一気に急展開する!
待ちに待った第9巻。といいながら、発売は昨年12月のこと。なんと3ヶ月以上も新刊発売を見逃していた。どうしたことだ。
今巻も不器用で自意識過剰なパリヤの話。純情すぎて、そして思いが強すぎて自分の気持ちを他人にうまく伝えられないパリヤがいじらしい。今時の日本にはこんな女子は少ない。しかしそんなパリヤだからこそ恋というものの本質を見せてくれる。初々しい恋はかわいくもあり、いじらしくもある。そして美しい。