佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

源氏鶏太「幸福さん」を読む

私はやはり源氏鶏太が好きだ。中学生のころ、叔父の部屋にある文庫本を拝借して読んでいたものだ。最近になって懐かしく思い、古本屋で購入した氏の本を読んでいる。「幸福さん」は昭和34年の初版発行である。私が生まれた年だ。古臭いといえばそうなのだが、今読んでも楽しい。いつもながら登場人物は魅力いっぱいであるが、特に「花子」さんがイイ。私は基本的にストレートに感情表現する女性が好きである。女性から「好き」というシグナルを送られる幸福な男になりたい。そう、ジョン・ウェルズがランシングから思いを寄せられるように・・・・

幸福さん (1959年) (角川文庫)

幸福さん (1959年) (角川文庫)