佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

私、田んぼ仕事に向かない男です。

私、田んぼ仕事に向かない男です。
先祖代々受け継いできた田んぼを米も作らず遊ばしてます。
この土日で田植えをしている家が多いので、草茫々ではマズイかと思い朝早くから草刈りをしました。
五時起きで、パンを食べた後、五時半には田んぼに行きました。
早起きで作業する。ここまではなかなかイイと思います。
しかし、ここからがいけません。
まず田んぼの草茫々の状態を見て「ええ感じに伸びてるな~。刈るのが勿体ないな」などと考えてしまうのです。

 

蝶々やバッタなど虫がぎょーさん住んでるんやろな。前に小さい鼠もおったな。小鳥の巣もありそうやな。草刈ってしもたらかわいそうやな。などと考えてしまいます。もうここらへんからして、田んぼ仕事に向きません、私。
しかし、周りを見渡せば、きれいに水が張られた田んぼばかり。もう半分ぐらいは田植えも済んでいる。このまま草茫々ではご近所さんの目もあるし。「拙者にも事情がござる。ミミズも蛙も皆御免」と仕事に取りかかることにしました。
早朝の爽やかな風が顔を撫でる中、草刈り機のエンジン音も軽やかに刈り始めました。10分ばかり丁寧に刈っていたのですが、何分単調な作業ゆえ、すぐに飽きてきました。ちょっと刈り方に変化を持たせようと、機械を振り回し始めました。
「拙者、酔いどれ侍にござる。来島水軍流秘剣波頭! つづいては秘剣さざ波!!」などと声を出しながら、機械を振り回し、草をバッサバッサとなぎ倒していきました。しかしこれは疲れます。すぐに息があがり、普通の刈り方に戻します。そうするとまた退屈。可憐に咲く花や逃げまどう昆虫に目がいってしまいます。30分と経たぬうちに「ちょっと休憩」とエンジンを切り、カメラを片手に写真を撮り始めてしまいました。ほんと田んぼ仕事に向かない男。

 

可愛いバッタが二匹。子供かな?

 

 

モンシロチョウも葉陰で静かに休んでいるのに、草を刈ってしまったら居るとこ無くなるな~