佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

本日8:38 福井の荒々しい海に「ワシが悪かった。すまぬ、すまぬ」と詫びを入れる

朝5:00に起床。

昨夜は日本酒6合ほどと缶ビール500ml×2本を飲んだはず。

その割りにはさっぱりした目覚めだ。

思えばこのところ飲み続けだ。

17日 相生IHIの臨海荘にて宴会 燗酒の注文は10本単位で

18日 加古川ヤマトヤシキ屋上ビアガーデンにてビールがぶ飲み&日本酒も

19日 丹波の露天風呂で風流な酒

私の肝臓はよくやっている。

今日はサザエとアワビで良質のタンパク質とミネラルを補給してやるからな、と肝臓に詫びながら福井県を目指す。

7:00 おおい町大島漁港に到着

我々の他にも怪しい探検隊がわんさか港に集結している。

8:00 渡船に乗船 サザエ、アワビがわんさかの磯をめざす

8:12 大飯原発らしき施設を発見

原発のまわりは自然の要塞になっているようだ。高村薫さんの小説「神の火」を思い出す。 

海から絶壁を登って原発に侵入し、テロを仕掛けられたらどうするのだ。そこらへんのところはキチンとリスク管理をしているのか。北のエージェントならやりかねんぞ!!などと一人ブツブツ言いながら写真を撮る。人から見ればかなり怪しい男だろうな。

 

20分ばかり船に乗ると人をおろせる岩場があるところに到着。そこで大きな渡船から小さな船に乗り換えて岩場に降ろして貰うのだ。しかし、さすがは日本海。波が結構荒く、その波に洗われた岸壁は基本的に鋭く尖っており、私の生白い柔な肌など引き裂かれてしまうであろうほどの様だ。そういえばほとんどの人はウェットスーツに身を包み、足ひれをつけ、手かぎを持っている。私のように海パンにサンダルなどという海をなめきった服装をしているのは子供ぐらいである。素潜りでサザエもアワビも捕っちゃる、クーラーいっぱい捕って帰っちゃるなどと甘いことを考えていた私は、荒々しい海を目の当たりにして深く反省した。「福井の海よ、ワシが悪かった。すまぬ、すまぬ」と自らの不明を恥じ、深く詫びを入れ、海に入ることは断念。他の人が捕ってきた貝を焼きながらビールを飲む人と化し、まったくの役立たずとなり果てたのであった。しかし、今日のニュースによると今日一日で海で亡くなった人は4人もいるのだ。私が5人目になっていたかも知れないのだ。ビールもサザエもアワビもひたすら旨かったのだ。これでイイのだ。