佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『STORY BOX May.2010 vol.10 救出』

 『STORY BOX May.2010 vol.10 救出』を読みました。

 


 遂に「救出」が最終回。「ザ・キャビネット」、「偏差値70の野球部」はますます面白くなってきた。森山大道氏のスナップ写真は猥雑さを増してきた。
 
「救出」(笹本稜平)
 最終回。
 突入! そして若くして生き別れた二人の再会。

 

北上次郎の本の話」(第十回「救出」について)
 やはり『A-10奪還チーム 出動せよ』(スティーヴン・L・トンプスン/著)は読むべきか。ずぅっと気になっていた本です。『夜想』(貫井徳郎/著)も気になる。貫井氏の描く救済とはどのようなものか……

 

「夜行」(森見登美彦
 第四夜 福島 (前編)
 福島市に転勤となって引っ越した社員寮には得体の知れない女が……
 森見氏独特の妄想。

 

「再会」(久保寺健彦
 後編。
 男性恐怖症の原因が判明。

 

「偏差値70の野球部」(松尾清貴)
 第六回。
 練習による成果より、優秀な頭脳による分析の方が有効だとは……
 バッティングは回転運動であり、しかも下向きの力のモーメントを得るためには左バッターでなければならない云々……

 

「返信」(野島伸司
 第十回。
 藤原孜先生、なんか覚悟してるよ。「そう、ぼくは殺されに行く」なんて。

 

「異境」(堂場瞬一
 第五回。
 警察は行方不明の二階を探していない。何故だ?


「血筋」(三羽省吾
 第一回。
 警察官としての覚悟は、何代かの血を経て醸成される……なるほど。

 

「ザ・キャビネット」(室積光
 第八回。
 とうとう北朝鮮は核ミサイルを日本に向けて発射しちゃったよ。オイオイ……。

 

「金脈」(嶽本野ばら
 第十回。
 宮城県で石油採掘のためコスミック・チャーリーを漕ぐ毎日。ウィー・シャル・オーバーカーム。

 

「候補(リスト)」(五條瑛
 第六回。
 「どこでもすぐいく課」の本当の存在理由とは?

 

「狗賓童子の島」(飯嶋和一
 第十回。
 前前前前々回より連載を細切れに読むのは無理と判断し飛ばす。