森本二太郎氏の写真集『エデンの森かげ』(日本キリスト教出版局)を鑑賞しました。
長野県・八ケ岳山麓を中心に、新潟県・妙高、アメリカ・メイン州と四季折々の写真と、その写真に寄せた森本氏ご本人の文が収められた本です。
「エデンの森かげ」とは八ヶ岳の山腹にあるカラマツやシラカバの林で森本氏がひそかに名付けられた場所らしい。明るい光のさす広葉樹林に広がる色とりどりの草花…、想像しただけで行ってみたくなる。森本氏の写真は「いのち」を感じさせるものばかりだが、中でもカラマツのまつぼっくりには目を奪われた。初夏に撮られたものだろうか。まつぼっくりがこんなに鮮やかな緑だったとは…、今日まで気づかずにいました。生命力に溢れた美しい緑は「いのち」に満ちあふれている。久しぶりに山に出かけたくなりました。