佐々陽太朗の日記

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なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか 報道という名の「反日巨大ビジネス」を糺す

『なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか ”報道という名の「反日巨大ビジネス」を糺す”』(田母神俊雄:著/飛鳥新社)を読みました。

まずは出版社による内容紹介を引きます。


8月5日、朝日新聞はついに吉田清治証言を「虚偽だと判断し、記事を取り消します」と認めた。事実に反する報道を20余年も放置して、日韓関係を破壊した責任を謝罪することなく、反対意見を「極右」「反知性主義」とラベリングして封殺する言論機関こそ、危険な存在ではないか?
なぜ大マスコミは、自主防衛をめざす人々を「危険人物」視して、安倍倒閣を狙う報道を繰り返すのか。戦勝国と第三国の批判は許されず、「嫌日・憎日・侮日」言論だけが流通する情報空間の死守が、新聞・テレビと大学を支配する「敗戦利得者」の既得権と化しているからだ。
日本をあくまで“戦後"にとどめおこうとする、報道という名の「反日巨大ビジネス」に、正論の闘いを挑み続ける男の運命やいかに。
「ジャーナリズムが情報を歪め、本当のことを報道しない国は、滅びていくに違いない。この病理の追究と真実の解明なくして、日本を真に取り戻すことはできないのだ」(本文より)


 

 

「中国人は井戸を掘った人を忘れない」は真っ赤なウソである。「アメリカは民主的で、正義と自由を重んじる素晴らしい国である」もウソである。たしかにそのような側面もある。しかしどちらの国も自国の利益のためには他国を踏み台にしても平気である。通訳者でエッセイストの米原万里さんはかつて著書『米原万里の「愛の法則」』の中で「日本人の言う国際化は国際的な基準に自分たちが合わせていくという意味だが、アメリカ人の言う国際化(グローバリゼーション)は自分たちの基準を世界各国に強要していくという意味であって、全く正反対の意味を持っている」と喝破した。このことは世界情勢を視る上で肝に銘じておかなければならないと私は思う。

 田母神氏のような人は知性派を気取った学究の徒から批判され貶められることが多い。しかし我々は知性派を気取った学究の徒にこそウソやバイアスが潜むことを知っておかねばならないだろう。ことに朝日新聞の報道を見ればそれは明白であろうと思う。