佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『管見妄語 大いなる暗愚』(藤原正彦・著/新潮文庫)

『管見妄語 大いなる暗愚』(藤原正彦・著/新潮文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 郵政民営化も時価会計も医療改革も市場主義万能論も米国の策略である。Jリーガーよ、紳士たれ。政治家は国民に迎合するな。プロフェッサー藤原は、日…

梨とポポーのコンポート

今日のデザートは梨とポポーのコンポート。

茗荷を使ったいろいろ

本日の厨房男子。 たくさんいただいた茗荷をアテに酒を飲むことにしました。 茗荷味噌、茗荷のツナ和えをアテに香住鶴を燗でやりました。 〆は豚汁。これも茗荷の風味でおいしくいただきました。

迎合せず、愚弄せず

国民の素朴な感情に迎合しないことが真の政治ではないのか。そもそも普通使われる意味での国民とは現在この国に住む人々にすぎない。国家とはこれまでのすべての国民、これからのすべての国民のものである。従って政治家の頭には国民ばかりでなく国家もなく…

オバマ

オバマ大統領は人類に夢を与え続ける人である。 藤原正彦・著『大いなる暗愚』P29より オバマ大統領を賞賛した言葉ではない。「夢を与える」ではなく「夢を与え続ける」というところに辛辣な皮肉が込められていると見る。つまり「夢ばかりを与え続ける」ので…

市場原理主義

(アメリカは)シカゴを中心とした一学派のイデオロギーにすぎない市場原理主義を、あたかも普遍的真理の如く吹聴し、自由競争という名の疫病を世界にばらまいた。 藤原正彦・著『大いなる暗愚』P22より 管見妄語 大いなる暗愚 (新潮文庫) 作者: 藤原正彦 出…

歴史に何を学んだか

ドイツや日本に限らず中米英露など列強だって、口にできぬほどの残酷非道を過去に山ほどなしている。皆、口を拭ってすましている。それどころか、なぜか前大戦だけに絞り、そしてドイツと日本の残虐だけに絞り、戦後六十五年がたった今も折にふれ俎上にのせ…

秋茗荷

秋茗荷が旬です。 今日の朝餉は茗荷の味噌汁、海苔、梅干し。 おかずはあれこれ作らずシンプルに。 そのほうがきざんだ茗荷たっぷりの味噌汁の美味さが引き立ちます。 「茗荷を食べるとバカになる」とか「物忘れが酷くなる」といいます。 本当のことかどうか…

『みぞれ』(重松清・著/角川文庫)

『みぞれ』(重松清・著/角川文庫)を読みました。 まずは出版社の紹介文を引きます。 あなたに似た人が、ここにいる―。幼なじみの少女が自殺未遂、戸惑いながら「死」と向き合う高校1年生の少年。結婚7年目、セッカチな夫に最近うんざりしてきた妻。子供が…

2015年9月の読書メーター

2015年9月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2736ページナイス数:1380ナイス 久しぶりに荻原浩氏を読み、もっともっと荻原氏の小説が読みたくなった。朝井まかて氏の小説も追いかけることになりそうだ。藤原正彦氏のエッセイが好きだ。一五…