佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

銀の馬車道サイクリング その7 神姫エリアの最北端・生野町

2009.3.28

 

7:46

いよいよ生野の町に到着。

神姫グリーンバスの待合所には

全但バス」「神姫グリーンバス」「アコバス」の三種標識がある。

神姫と全但がオーバーラップしている町。

アコバスは朝来市コミュニティーバスの略。

 

7:48

生野駅で「寺前←→和田山」の一輛編成列車(一輛編成で列車と呼ぶのはヘン?)が入ってきた。

姫路からの参加者が到着するのは10時前らしいから、

まだ、たっぷり2時間ある。

 

 

文庫本でも読みながら待とうと思いながらバッグの中を探す。

ふと、ちょっと後輪の空気が減ってきてたなと気になりタイヤをみると、

「ガーン!! なんじゃこりゃ!」

タイヤに押しピンが刺さっている。

あまりのショックに写真を撮るのも忘れ(撮っときゃよかったな)ピンを抜く。

プシュー・・・一瞬だがいい音をさせてパンクしていることを知らせてくれる。

それは無いよ。今日は換えチューブ持ってきてないよ・・・

ここまで来て、脱落か。

まだ空気が残っているうちに自転車屋を探そう。

商店がありそうな東の方向へ。

街中には雪は無いが、北の山は雪で真っ白。

今日は走れないかもしれないので、せめて記念写真を撮っておこう・・・とパチリ。

 

 

やっと見つけました「足立自転車店」(だったかな?)

土曜の8時でもパンク直ししてくれるかな・・・祈るような気持ちで呼び鈴を鳴らしてみる。

ご高齢のおばあちゃんが出てきてくれた。

「パンクしちゃったんですけど、なおして貰えますか?」と訊ねると、

「ハイハイ良いですよ」と言ってくれた。

おじいちゃんを呼ぶのかと思っていると、おばあちゃんが空気を抜こうとしている。

「おばあちゃんが一人でやっておられるのですか?」とたずねると、

「おじいちゃんがいるけど、ちょっと散歩に行っている」とのこと。

おばあちゃん、この種のバルブ(仏式バルブ)は初めての様子で、空気の抜き方がわからないらしい。

大丈夫かなーと不安に思いながら「おばあちゃん、僕が空気を抜きます」と言った。

私の不安をよそに、おばあちゃんは修理道具をそそくさと出してくる。

パンクの修理は手慣れた様子で、すぐになおしてくれた。

よかった、よかった。

おばあちゃん、ありがとう。