佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

広畑 てっぺい

2月1日

広畑 てっぺい

広畑で知人のご母堂様の通夜式に参列した後、一杯やって帰るかと「てっぺい」に立ち寄りました。

初めて入る店です。広畑駅東200m位の所にあります。

店を入るとカウンターと小上がり風座敷。

酒が飲みたいというと、メニューを見せてくれた。

燗酒をというと「龍力になります」とのこと。燗酒は「龍力特別本醸造」と決めているようだ。

一瞬、他の銘柄は燗できないの?と訊ねそうになったが、龍力なら文句はない。結構。

冷やは「奥播磨」「白鷺の城」「竹泉」「八海山」「米のささやき」「亀吉」となかなかの品揃え。

「亀吉」は飲んだことがないが青森の地酒らしい。

三種のつき出しが出てきた後、少し待たされて燗酒が来ました。

燗酒はどっしりした陶器の銚子で出てきた。

少し時間がかかったのは厚めの陶器でしっかり湯煎していたからのようだ。

なかなか良いです。厚めの陶器は冷めにくいですからね。

アテは「たこのやわらか煮」600円です。

炊き合わせの野菜が色鮮やか。味もグッド。

燗酒は辛めの味ながら、龍力らしいどっしりした旨味があり、これまたグッド。

荻原浩氏の小説「四度目の氷河期」を読みながらちびちびやりました。

ちょっぴり流した涙は酒の旨さのなせる技か。

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次は冷やをと「竹泉 純米吟醸 雄町」を飲みました。

爽やかな風味が口に拡がり、吟醸香が鼻腔をくすぐる。飲み下した後は甘みがスゥッとキレます。

慣れ親しんだ味に大満足。ウマイ!

アテは「れんこんまんじゅう」580円。

これまた大きなれんこんまんじゅうを揚げて、あんがかかっている。冬には嬉しい一品。

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なんとなく良さそうと見立てて入った店ですが、見立てに間違いはありませんでした。

美味しかったです。値段も良心的。

強いて難を言えばもう少し味を薄くして欲しかった気もするが、そこは個人の好み。

多くの人が飲むビールや焼酎に合わせることを考えればこの味もむべなるかなといったところ。

いや、満足しました。また行きたい店です。