佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

幻想郵便局

『幻想郵便局』(堀川アサコ・著/講談社文庫)を読みました。

 

まずは出版社の紹介文を引きます。


就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、「なりたいもの」がわからない。特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。職場は山の上の不思議な郵便局。そこで次々と不思議な人々に出会う。生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。


 

 

 

 

堀川アサコ氏は初読みです。読んでいる間、ずっと感じていたザワザワとした違和感。ファンタジーなのかミステリーなのか・・・。いや、カテゴリーなどどうでもよい。作者の訴えたいものが伝わってこない。心に響いてこない。裏表紙の紹介文には「生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒やし小説」と書いてあるが、読んだ後も私には「生きることの意味」が判らない。ただ、他に類を見ない風変わりな小説であった。このテイストは一定の読者には受けるのだろうが、私には合わなかったと言わざるを得ない。おそらく、私は歳をとってしまったのだな。