佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

『これは経費で落ちません! ~落としてください森若さん~ 5』(青木祐子・著/集英社オレンジ文庫)

『これは経費で落ちません! ~落としてください森若さん~ 5』(青木祐子・著/集英社オレンジ文庫)を読みました。

 まずは出版社の紹介文を引きます。

 

天天コーポレーション社員の悲喜交々の日常。
経理部の佐々木真夕、営業部の山崎柊一、総務部の平松由香利……森若さんを取り巻く、一癖も二癖もある彼らの物語。

佐々木真夕が経理部に異動してきて一か月。異動直後にミスをしてからは、数字が恐くて仕方がない。
そんな真夕のストレス発散を兼ねた趣味は、ビジュアル系バンドの追っかけだ。
イチオシはCAROLINEのボーカル“アレッサンドロ”。
追っかけ仲間からアレッサンドロも参加するという、複数バンドの合同打ち上げに誘われるけれど……?
(「初恋アレッサンドロ」)など5編を収録!

 

 

 

 

 今巻は第4巻までの登場人物(脇役)視点で書かれた短編集。そもそも『これは経費で落ちません!』シリーズ自体が『風呂ソムリエ』からのスピンオフであった。しかし、そのスピンオフが主要なシリーズを構成することになった。そしてその中の登場人物からシリーズの主役を張れるような新たな主人公が登場するのかどうか。今のところ不明であるが、今巻のように天天コーポレーションの社員をめぐるスピンアウト的な物語は今後も出てきそうな気がする。人生いろいろ、社員もいろいろ、天天コーポレーションは今日も概ね平和である。そして明日も何かが・・・