佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

雨晴海岸・漁火ロード・氷見サイクリング_富山湾越し立山連峰の絶景

2020/02/29

 ふと思い立ち富山湾越しの立山を見に行くことにしました。ついでに氷見の寒ブリを食べる。その他には宿泊先も何も決めず、車に自転車を積み適当に富山を走ってこよう。そんないい加減な旅です。

 出発したのは深夜0時30分。スバルXVのルーフに自転車を積んでいざ出発。夜明け前には雨晴海岸に到着し、天気に恵まれれば富山湾越しに真っ白な立山連峰の雄姿が望めるはずだ。中国道舞鶴道、北陸道と車の少ない真夜中の高速道路をスイスイと富山へ走った。

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 5時30分、予定どおり夜明け前の雨晴海岸に着いた。まだまっ暗である。道の駅雨晴の駐車場に車を駐めて缶コーヒーを飲みながら夜が明けるのを待つ。ほかにも何台か車があり、我々と同じく夜明けを待っているようだ。6時前、少し明るくなりかけたころ周りの車から人が出て海岸に降りていく。それぞれ三脚とカメラの入ったバッグを持っている。撮影する気満々である。私はといえば”Canon PowerShot SX740 HS”で、ジャンパーのポケットに入ってしまうコンパクトなものである。この後、サイクリングするつもりなので、このカメラのほうが重宝するのだ。

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 7時過ぎからはサイクリング。コースは道の駅雨晴をスタートし海岸に沿って北上、漁火ロードを通って氷見まで行き、氷見市内をポタリング。昼過ぎにもう一度、道の駅雨晴に帰る軽いもの。距離は往復で約22㎞である。

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 氷見に着いたら、まずは朝飯。氷見漁港「魚市場食堂」に行った。市場の中をおこぼれを狙ってアオサギがうろうろしているのが面白い。

 先客の様子を見て丼が人気のようであったが我々は刺身の定食にした。刺身はもちろん鰤である。ごはんの上に刺身をてんこ盛りにした丼は見掛け倒しで、ごはんと刺身は分けるべきであると私は考えている。食べにくく食べ方がどうしても下品になる。そして冷たい刺身と温かいごはんのバランスが悪すぎる。刺身をたくさん食べたければ定食に別皿の刺身を付ける方がよほどおいしい。なにがインスタ映えだ! ケッ! 料理は食べるためにあるのであって、写真に撮って見せびらかすためにあるのではないのだっ! と、周りの丼食べてるヤツらにスルドイ「なんだこの野郎視線」を投げかけながら料理が運ばれてくるのを暫し待った。残念ながら今年「氷見の寒ブリ」と呼べるのは2月初めまでの漁らしく、今は氷見で穫れた鰤ということらしい。別にかまわない。ブランドで値が跳ね上がるより、実質あまり変わらないおいしい鰤を安く食べられる方がよいではないか。定食には土鍋で煮る漁師汁が付いているのだが、200円プラスして真鱈の汁にしてもらった。うまかったのなんの。鰤の刺身は分厚く、脂がのったところ、あっさりしたところ、取り混ぜてどれもこれもうまい。へんな臭みもない、新鮮そのものである。真鱈汁は濃厚な味わい。鱈汁がこんなにうまいとは・・・驚きであった。これで酒「立山」でも飲めば最高だったのだが、自転車も車両である。自重した。我々は行儀の良い夫婦なのだ。

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 朝飯に大満足した後、あぁ、ここでまったりと酒を飲みたかったなぁ、と後ろ髪引かれる思いで市場食堂を後にした。氷見市内をポタリング氷見市藤子不二雄A l氏の出身地である。まんがロードと呼ばれる通りに面して生家である光禅寺がある。そのあたりにはいたるところに忍者ハットリ君など、藤子不二雄A氏のキャラクターのモニュメントがある。懐かしさを感じちょっぴり童心に戻りながら街中を走り、道の駅氷見に行った。このあたりから見る立山連峰の眺望もすばらしい。景色の良いところに足湯があったので、一時間ばかり地元の人と話をしながらゆっくりした。

 昼が近づいてきたころ、富山湾のブルーと立山連峰の白に目を楽しませながら再び海岸線を道の駅雨晴まで戻った。この景色は一生忘れないに違いない。午後は車で富山市に移動し昼酒を飲むのだが、それはまた別のページで紹介する。

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