2021/12/27
門担ぎの松が生長し、枝が屋根に障るようになってしまった。下に伸びた枝が瓦を押して瓦の並びがゆがみかけているのである。もう十数年も前になると思うが、斜めに伸びた松がその重みで屋根に乗っかりそうになっているのを下から支えて持ち上げていた。枝が伸びたのと、支えが若干朽ちてきたのとで、その持ち上げ方では足りなくなったようである。新しくもう少し長い支えを調達し取り替えねばならない。独りではできそうもないので叔父の手を借りて作業することに相成った。
今日は極寒雪模様の朝。どうしようかと迷ったが道路は凍結していない。木の切り出し作業には影響なかろうと決行することにした。
山は昔植えた杉、檜が太く大きくなっている。しかしそんな立派な木は要らない。後から自然に生え育ったとみられる小さめの檜があったのでそれを切り出してきた。切り出した木を適切な長さに切り皮を剥く。もう一本、作業用の支えに使う木を作り、それとジャッキで松を持ち上げる。松が屋根に障らないだけに持ち上がったら、新たに作った支えに取り替えて出来上がり。
まずまずの出来である。と言っても、ほどんど叔父の働きによるものだけれど。十年ぐらいはこのまま保つだろうか。しかしもう十年後は自分では出来ないな。というより生きているかどうかも怪しいものだ。