佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

映画『星の子』(2020年10月、日本)

2022/06/21

 映画『星の子』を観た。劇場ではなく、Amazon Prime Videoである。映画公式サイトの触れ込みを引く。

 原作は芥川賞作家の今村夏子、主演が芦田愛菜。良い映画だと思う。しかしやはり私は観るべきではなかった。個人的なことだが、私は宗教が嫌いである。それが新興宗教となれば、しかも信者の弱みにつけ込んでものを売ったりあやしげな祈祷で金を巻き上げる類いのものとあっては反吐が出る。そうしたことを見聞きすると怒りのあまり平静を失うほどだ。それが小説や映画といったフィクションであってもである。そうしたまやかしに関係して平気なヤツを、信じ込ませる方、信じ込む方、双方を許せないのだ。キツい言い方だが、軽蔑し憎んでいると言ってもいい。別に私が被害に遭った経験があるわけではないのだが、そうした人間の存在が私をイライラさせる。

 よく最後まで観られたものだと思う。主演が芦田愛菜でなければ途中で止めていたかもしれない。配給元の触れ込みにあるような「感動」はなかった。別に原作や映画の出来が悪いわけじゃないので、こんな風にディスってしまうのは良くないことなのだろう。あくまで私の個人的な感想であるし、日記として書いているので許していただくしかない。