佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

たまには、ちょっと硬派な話題も・・・・・(その3)

あまりレスポンスの良くない「たまには、ちょっと硬派な話題も」第3弾です。

堅い話なんぞ読みたくねぇ、という方は最後の「♪本日の一曲♪」だけでもどうぞ・・・・

ミュージックビデオはお堅くありません。 

 

インサイドラインの歳川隆雄氏の話を聴く機会を得た。政治に関する様々な裏情報を聴かせていただいたが、中でも印象深かった話は三つ。

 

日銀総裁人事について
 次期日銀総裁人事で無糖敏郎副総裁昇格案が参院で否決されたのを受け、黒田東彦(はるひこ)アジア開発銀行総裁あるいは渡辺博史国際金融情報センター顧問を提示する案が浮上していた。黒田氏、渡辺氏ともに国際金融局長→財務官を経験した金融のプロ。特に黒田氏は、各国中央銀行総裁とサシで話が出来る国際金融のプロで日銀総裁にうってつけの人材である。しかし、民主党鳩山由紀夫幹事長が16日(日曜日)のテレビ番組で、黒田氏か渡辺氏が提示されれば(財務省OBではあるが)同意する可能性に言及したため、それを聴いた福田総理が民主党主導で日銀総裁が決まることを嫌い、あくまで財務省主導の人選にこだわり元大蔵省(現財務省事務次官の田波耕治国際協力銀行総裁を提示することとなった。国際金融に明るい黒田氏を推していれば民主党の同意を得られたであろうにわざわざそうしたのである。福田総理はそういう人だ。

 

☆大連立について
 小沢民主党代表は本心では大連立を未だ諦めていないとされる。通常国会終了後の6月中旬にも行われる予定の内閣改造時に福田首相から大連立を持ちかけられるのではないか。その場合,大連立が不調に終われば小沢氏は離党・新党結成したうえで政権に参加する中連立ということも十分あり得る。

 

ブッシュ政権末期について
 ブッシュ政権における主要ポストであり、日本に非情に関わりの深い米国NSCの新アジア部長には、今、弱冠29歳のK.フレイザー女史が就いている。優秀な人ではあるのだが、この人事には日本から猛烈な反発があった。にもかかわらずあえてこうした人事になったのは、実はブッシュ政権から次々と人材が離れていき、他に引き受け手がいないという事情がある。


若干、正確でない記述があるかもしれませんが、けっこう興味深いお話でしたので紹介しました。


♪本日の一曲♪

Aerosmith - Crazy