佐々陽太朗の日記

酒、美味しかったもの、読んだ本、サイクリング、旅行など。

万年筆博士

 もうすぐ2009年を迎えようとしています。今年最後のブログはうれしかった話題で締めくくりたいと思います。一昨日、我が家に待ちに待った品物が届きました。万年筆(写真)です。 



 この万年筆を見初めたのは3年以上前のこと。私は出張先での用事を済ませ、帰りの特急列車の時間待ちで鳥取市内をぶらぶらしておりました。静かな商店街を歩いていてふと目をとめたのがショー・ウィンドウに飾ってある木製の万年筆。店の名をみると「万年筆博士」とありました。良い万年筆だなあと店にはいると、手作りで万年筆を作っていらっしゃるとのこと。いろいろ見せていただいた中で、このタイプが気に入りました。もう、一目惚れですぐにでも欲しかったのですが、私が持つには贅沢すぎる品物でした。私はお店の人に「無理をせずに、この万年筆を買えるようになったらまた来ます」と言って店を後にしました。その日から2年近くたって、幸運にもある程度の報酬が貰えるようになり、私はすぐにその店に注文を出しました。しかし、オーダーメイドで一つ一つ丁寧に作っていらっしゃるのでしょう。また、私のように品物に惚れ込んでいる人も多いのでしょう。1年半待って下さいと言われました。待ちに待った品物がついに出来上がったというわけです。

 この万年筆は私の義母からの贈り物でもあります。1年半前に幸運に恵まれたときに、義母から過分のお祝いをいただきました。そのお金を何に使わせていただくかと考えたときに、以前から欲しくてたまらなかった万年筆を買わせていただこうと思ったわけです。正月には義母の家に年賀のあいさつに行きます。そのときにこれを持っていって、改めてお礼を言うつもりです。

 来年は皆さんに幸運がありますように。